第66話初任務

私の初任務は大阪に拠点を置くチーム[ドラゴノイド]の壊滅。


[ドラゴノイド]は[カオス]の人達を何人も殺している。


黒川八重さんはそこから生き延びた人だ。


今回は私、浴衣ちゃんと八重さんの三人で侵入、殺害の全てを三人でやる事になったのだけど、三人できつすぎるのでは?


私は[カオス]に入ったばかりで知らない事が多いと思うけど……素人の私から見ても難しく感じるって事はかなり難しい任務になるんじゃ……


嫌、浴衣ちゃんは一年もやってきている様だけど……普段の浴衣ちゃんから強さは感じなれない。それに八重さんは一度同じ任務で失敗しているみたいだし、言っていけば幾つでも出てくる。


一番の不安要素は私だ。


私は覚醒をまだ上手く扱えない。


普通の神の義手(ゴッド・ハンド)は十分とは言えないけど扱える……けど覚醒した神の義手(ゴッド・ハンド)は別だ。


覚醒した私は黒いオーラを全身から出し、通常の神の義手(ゴッド・ハンド)では無くなる。


今、分かっている事は覚醒すれば……ペガサスのぬいぐるみの様に閉じ込めた能力の手を造り出す事が出来る事位だ。


ペガサスのぬいぐるみには私のお母さんの悪魔属性の能力を入れている。


早く覚醒した神の義手(ゴッド・ハンド)をものにしないと……




「問題は移動方法ね」


「そうだよね。私の転移魔法を使う?」




八重さんと浴衣ちゃんは大阪の移動方法について話し合っていた。


ここに入れる程の知識は私には無い。


移動方法については二人に任せても良いよね。


私の出来る事は少なすぎる。


だからこそ、出来る事は全力でやる。




「……決まりね」


「うん」




浴衣ちゃんと八重さんは私を見つめる。


移動方法が決まった。




「じゃあ、浴衣ちゃんの転移魔法を使って移動しよう」




私は移動方法について浴衣ちゃんの提案を採用した。




「……転移魔法は良いけど大阪の何処に転移するのかが問題ね」




八重さんの言う通りだ。


人が多い場所は問題外だし、人が居ない所が良いよね。


う~ん。


人が居ない所……山位しか思い当たらない。




「山は駄目かな?」




私は思った山を提案する。




「うん。人も居ないし、良いと思うよ」




浴衣ちゃんは直ぐに賛成してくれた。


しかし、八重さんは考え込んでいた。


八重さんは一度[ドラゴノイド]と戦っていて、失敗をしている。やはり、慎重にもなるのだろう。




「転移魔法で山に移動のは良いと思う。けど何処の山に……」




八重さんは納得してくれたのか?まだ考え込んでいる。


そんな八重さんに浴衣ちゃんはいつもの様に明るく接する。




「どこでも大丈夫だよ。早く行こう」


「浴衣、貴女には分からない[ドラゴノイド]はただのならず者の集まりじゃあ無い。舐めてかかれば失敗するわ。前の私の様に」




一度失敗したからこそ八重さんは慎重になるんだ。


そんな八重さんだからこそ説得力がある。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る