『花いちもんめ』は、「恋はきれいごとだけじゃない」という事実を、短い言葉の連打で真正面から突きつけてくる恋愛詩集です 🌙🌹
一編一編はとても短く、俳句や短詩のようなサイズなのに、その中に詰め込まれているのは、甘さよりもむしろ 嫉妬・執着・独占欲・背徳感 といった “濃い感情” たちです 👁️🗨️💜
好きだからこそ壊したくなる、奪いたくなる、傷つけてもそばにいてほしい――そんな、口に出したら嫌われてしまいそうな本音が、比喩とリズムに包まれて、ぎりぎりの美しさで立ち上がってくるのが印象的でした 🔥💔
タイトルにもなっている「花いちもんめ」という遊び歌は、本来は子どもの遊びなのに、この作品の中では 「誰を選ぶか/誰が選ばれないか」 を残酷に突きつけるモチーフとして機能しています 😥💐
欲しい人は、誰かにとっても “欲しい人” で、恋はいつも奪い合いの構図から逃れられない。そんなどうしようもなさを、作者である星都ハナス先生はあえて浄化せず、言葉の毒ごと差し出してくる。その誠実さが、読んでいて少し怖くて、でも目を離せない魅力になっていました 👀🕯️
軽い恋バナでは物足りないとき、綺麗に整えられていない “生の感情” に触れたくなったときに、じっくり味わいたい一冊でした🌙🔥
恋、道ならぬ恋、きれいごとだけでは済まない世界の表現に、とても惹かれました。問いかけ系やお願い系の描写もたくさんありましたが、とても女性らしいと感じました。
かつて向田邦子さんは、生前、「皆きれいごとばっかり。私はセックスが描きたいのよ」とどなたかに語ったと記憶しておりますが、そうした女性と男性のどろどろした世界を醒めた目で本当に描けるのは、結局は女性なのではないかなと、勝手に考えています。
源氏物語だって、女性が描いたのです。
星都さんの描く女性には、男性から見ると、かわいらしさや恨みつらみなども強く感じられますが、素直に描写されていると思います。
詩や短歌や小説を読むことは、いわば疑似体験ですが、私は一気に48作品を読みました。それは短時間ですが、とても濃密な貴重な体験でした。
☆はたくさんつけました。
星都さんの描く世界に私を連れて行ってくれて、本当にありがとうございました。 羽音より