9月15日 -黒い日記-

八月十五日から一月が経った。


私にはあの放送の内容がよく理解出来ていない。


しかし、この国は戦いをやめるのだということだけは感じ取れた。


九月に入ってからは酷かった。


未亡人は金の為なら、雌犬のように米の粗末なものを咥え込む。


この国はそれを推奨している。


少女までもが憎き敵国の男に股を濡らす。


私にはそれが我慢ならない。


私がこの国の清き美しい姿を守らなければならない。


せめて私の手の届く場所は、守りたいと思う。

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