キズアト(2:跡になる時とならないない時)
すり傷でも火傷でも、程度が軽いとキズアトを残さずキレイに治ります。
けれど、ある程度大きなダメージを負った時は、繊維組織からなる瘢痕が形成されてキズアトとなります。
では、どこらへんが出来る/出来ないの境界なのでしょうか。
ざっくりと、目安は3つあります。
1)キズの深さ
真皮の半分の深さを超えるキズでは瘢痕を生じます。
すり傷で真皮まで削ってしまっても、半分を超えなければ大丈夫。
火傷でも半分を超えるとキズアトが残ります。
2)表皮が張るまでの時間
2週間以内に表皮が張って治癒すれば、瘢痕を残しません。
ダメージが真皮の半分より浅い場合は、この期間中にほぼ治癒します。
ただし、治りきらないうちに頻繁に摩擦して、せっかく張った真皮や表皮を削ってしまったり、くっついてきた切り口をまた開いたり、化膿してなかなか治らなかったりして2週間を超えてしまうと、キズアトを生じます。
キズは早く治すことが大切です。
3)キズの大きさ
キズが真皮の半分を超えて余裕で皮下まで到達しているのに、ぜんぜん瘢痕を残さない場合があります。
そうです。
針を刺した時です。
注射の針のキズは瘢痕を生じません。
献血する時に刺される太い針でも大丈夫。
1〜2ミリくらいの鋭くキレイに切ったキズは瘢痕を残しません。
3ミリくらいだと微妙です。
4〜5ミリ以上だとキズアトになります。
人体って不思議です。
次話、キズアト(3:人種の差)へつづく
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