応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  •  「楊貴妃死すべし」を呼んでから、筆者様の他の作品にも触れてみたいとずっと思っていましたが、今作でその思いが叶いました。

     いやぁ、圧倒されました。時間を忘れる程没頭したのも久しぶりです。「楊貴妃」の時は、じっくり腰を据えて読む、と云った感じでしたが、今作では本当に引き込まれて、「文章でこんなにも臨場感のある表現が出来るんだ。」と驚かされました。草木の鳴る音や、村人のジットリ睨め付ける視線などが肌で感じられる位で、実際にそこに居るかのような生々しさでした。

     そして何といっても謎解き。そこまで用意周到に作られた世界が、ちょっと視点を変えただけで、あっさりスルスル紐解かれてしまう様は、かのブラウン神父譚を彷彿する鮮やかさで、本当爽快の一言でした。

     ただ惜しむらくは、探偵役の青年の影が薄く、読後感に少し物足りなさが残る事でしょうか。尤も、これが続編を視野に入れた結末とすれば、最高の引きになるのでしょうが。終章の二人を軸に据えた新作が有るとすれば、自分だったらまず間違いなく飛び付くでしょうから。

     割と好き放題言いましたが、又しても力作に接する機会を与えて下さった作者様に最大限の感謝を捧げたく思います。

    作者からの返信

    おお、素晴らしい!!『首吊り雛』を読んでいただけたんですね!
    本作は民俗学ミステリチックな中篇を書いてみようという志しで執筆した実験的な作品なのですが、よい読書体験を提供できたようで、嬉しい限りです!! ましてブラウン神父のようとは。照れますねえ。

    ただ習作として執筆したので、じつのところ、彼等をメインに据えた作品はないのですが、もし書くとしたら、やはりなんちゃって民俗学をテーマにした中短篇になるとは思います。そのときはまた喜んでいただけるものを書けるよう頑張ります!!