失われた『本物の空』を求めて、少女ナージェと異形の怪物イェンが旅をするーーまず最初のプロローグがとても印象的。色んな国へ旅を続けるうち、世界の全貌が明らかになるくだりは、作者の力量の深さを思い知らされる。秀逸な構成力に魅了されて、読み進めるうちに、どこまでもこの世界に身を浸していたいと思うはず。一度読めば、ふたりの旅の行方を見届けたくなること間違いなし。
空が落ち、崩壊に向かう世界。棺を背負う少女ナージェと棺に眠る異形のイェンが、世界を元に戻すために旅を奇妙な街を旅して回る、SF風味もある壮大な作品です。イェンの視点で綴られますが、時に暴走気味に…続きを読む
ある目的の為、砕け散った世界を冒険するナージェ(少女)とイェン(異形)。二人して異なった種でありながら両方必要とし、そして常に共にしている。美女と野獣という訳ではないが、少女と怪物の組み合わせは…続きを読む
世界に空を取り戻すため、ばらばらになった『街』を旅して巡る、歳を取らない永遠の少女ナージェ。彼女が背負う棺に封じられた異形の怪物イェンが、物語の語り部です。この作品を読み始めて真っ先に惹かれる…続きを読む
偽空と呼ばれるかりそめの天蓋のもと旅を続ける、ひとりの少女と「棺に入った何者か(もしくは棺そのもの)」との物語。まだまだ始まったばかりで謎だらけではあるのだが、その傾向に村上春樹や時雨沢恵一の色…続きを読む
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