大殿様への応援コメント
真田幸村(信繁)の生き様の深さに惹かれる者として読み始めましたが、本作は「生き残ってしまった兄・信之」の重みを突きつけてきました。
戦のない時代に、城を想い、父と弟の影を背負い、なお耐え続ける姿があまりにも静かで、あまりにも苦しい。
上田城の描写一つひとつが、誇りであり呪いであるように感じられます。
幸村の“燃える人生”が深いのなら、信之の“耐え続ける人生”もまた、感慨深いですね。
作者からの返信
ありがとうございます。
個人的な感想として、信幸兄上は信繁公に一種の憧れを持っていたのだと思います。
彼は大体昌幸父上の側に置かれ、そうでなければ、時の実力者の側に(人質として、ですが)おかれていました。
信幸兄上は逆に父と離れたところに(これは父親から深い信頼を得ていたからだと思われるのですが)置かれた。
こういう言い方はアレなのですが、ファザコンでブラコンだったのではと。
開くまで個人的な漢王なのですけれども。
大きな石への応援コメント
上田を去る話なのに、この章は徹底して「上田に縛られている」ように感じました。
人も城も土地も切り離したつもりで、最後まで切れなかったもの…。
信之という男の不自由さを感じました。
作者からの返信
アリガトウゴザイマス。
捨てたくても捨てられないのが故郷。
捨てるために父母の墓を新任地に持っていったとしても、それでも思い出すのが故郷。
なんでしょう。多分。