砂漠の世界で起こるダークなSFロボバトル!!

パイソン・ポイゾネス――ニシキヘビの毒というコードネームを付けられた工作員によるSF潜入ストーリー。

まず読んで感じるのが、まるでその世界に入るような錯覚感。今回の舞台は砂漠なのだが、その風や砂の感触まで感じられる。そこにパイソンの緊張感が合わさってきているのがなんともいい。

ただ緊張感だけではなく大佐なる人物との会話の、ウィットな感じがクスリとさせられる。それが今回の清涼剤になっているかと(笑)

そしてこの作品の目玉と言えばまさにバトル。生身での戦闘もあればロボット『MB《マニピュレータ・バイク》』による金属同士のぶつかり合いもある。あらゆる武器を使ってのガチンコがこれまた震える。

ハヤカワ好きの方にはぜひともおススメです!

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