第15話
そして気分がハイになり、肺の中に空気を入れ、はいという気持ちでこれからの人生を進んで行くことを決めた私、そこで私は自分の名前をふと思い出した、マシマシマシコという名前だったのだ。
ふと記憶が戻った事に違和感、いや戸惑いを覚えながらも思い出したのは名前だけで、それだけではとくにこれまでどそう変わらないという事も分かったので、これから先子猫とともに進んでいく事を決めたのだが、子猫とテレパシーで会話をしていると、子猫がある特種能力を持っている事が判明して私はびっくりしたものである。その特殊能力とは変身能力で子猫なのに大人の猫に変身する事も出来るようなので、逆に大人の猫から子猫へと戻る事も出来るし、赤ちゃん猫へと戻る事も出来るので、それは大層な代物だと思った。会話はテレパシーではあるけど、いやまてよ。という事は私もテレパシーを使えるのかと思ったけど、そういうわけではないらしく、相手のテレパシー能力の影響でこちらも一時的にその能力の恩恵をあずかっているというそれだけの事らしく特に私が何か能力を持っているというわけではないらしく、マシマシマシコはつまり私は少し哀しくなったけど、涙は流さなかった。そこまでの絶望的な哀しみというわけではなかったからだ。
よし、では更に進んで行こう。
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