カフカの「変身」を思わせるような美しい出だしから、一気にラストシーンまで。秀逸なショート映画を見るような、贅沢な気分を味わいました。特にラストシーンは、実はこれは「多幸感」に包まれているのではないだろうか、と個人的に思いました。たぶんその解釈は、人によって異なるはず。想像の余地、余韻を味わえる、うれしい作品でした。
心はどこからやってきて、どこへ帰っていくのでしょうか。付喪神と共存してきた私たちのご先祖様は答えを知っていたかもしれない。時代は変わっても。時代が進化しても。そこに生物と静物がある限り続く問いかけ。
この主人公、なぜコード付きなのか。最後まで読めばわかります。結構深いテーマの作品で読み応えがあります。
奇妙な始まりからラストまできれいにまとまった掌編でした。まるで人生を象徴しているかのような展開と、ラストのオチもきれいでした。第1回無貌賞へのご参加ありがとうございました。https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054897276302
自分の背中についたコードを辿っていくお話。その先に何があるのか、良質なショートショートです。このお話から私たちは何を感じるのか、それは読者に委ねられることでしょう。
コード付きはもう時代遅れとなりコードレスが主流になるのでしょう。まさに現代のことを揶揄してるように感じました。コード付きに芽生えた自我はどうなったのか気になります。人間の意識も何処に行ってしまうんでしょうね。