源三郎江戸日記(弟五部)
源三郎江戸日記(弟五部)45 砂鉄をもって来て、包丁、ハサミ、カミソリ、鍋、釜、火鉢、やかん、も良いなと言うと、南部の名産ではと言うので、東北名産にすれば良いよと笑ったのです、女中に
源三郎江戸日記(弟五部)45 砂鉄をもって来て、包丁、ハサミ、カミソリ、鍋、釜、火鉢、やかん、も良いなと言うと、南部の名産ではと言うので、東北名産にすれば良いよと笑ったのです、女中に
源三郎江戸日記(弟五部)45
砂鉄をもって来て、包丁、ハサミ、カミソリ、鍋、釜、火鉢、やかん、も良いなと言うと、南部の名産ではと言うので、東北名産にすれば良いよと笑ったのです、女中にこの城下の大店、
は何処だと聞くと、大田屋か水上屋だよ大田屋は米、味噌、醤油、酒問屋をやっていなさる、水上屋はは蝋燭、油問屋だよと言って、お侍さんは村上様かねと聞くので、そうじあがと言、
うと、
この書付を渡してくれと女の人がおいていっただと渡すので、あけると、果し合い状で風間小太郎からの物です、決着をつけたく尋常の果し合いを願いたい、そばの稲荷神社の境内にて、
お待ち申し上げると書いてあったのです、やっと来たか、行かねばなるまいと言うと、催眠幻術を破る方法はあるのですかと聞くので、袖口から綿を取り出して、これで耳栓をするのさ、
と言うと、
目ではなく耳を塞ぐのですかと聞くので、催眠幻術は、修験者が編み出したもので、単調な音を繰り返す事により相手に眠気を起させる術なのだよ、修験者は金剛杖に鈴をつけて、杖で、
一定間隔で鈴を鳴らして術をかけるのじあ、風間小太郎は立ち会った時に、腹話術みたいに口は動かさずに一定間隔で呪文を唱えて眠くさせるのじろう、間合いを取っている者だけに、
聞こえる修練をしていると思う、
耳を塞ぎ暫く向き合って、掛かった振りをすれば必ず太刀を切りつけてくる、一瞬早く懐にはいり、右手で刀の柄を握り、左手で腰の小太刀を握り、足で蹴飛ばすと宙帰りをして飛び、
のき、忍びの手裏剣を投げるじあろう、それをはじき飛ばせば武器は無しになる、それで終わりと言うわけじあよと言うと、なる程しかし最初から入れておくと気づかれるのではと言う、
ので、
タスキをかけるときに入れれば気づかれまいと言ったのです、居酒屋を出て稲荷神社に行くと小太郎がまっているので、キズは癒えたかと言うと、思わぬ深手であったがもう大丈夫だと、
言うので、風間の里も暮らしていけるようにした、この戦いは無意味じあろう、戸田行部と藤田監物はどうしたと聞くと隠居して手を引いたと言うので、二人とも風間などどうでも良い、
のじあよと、
それでも上様を襲うつもりかと聞くと、狙いはお前じあ、お前さえ倒せばどうにでもなると言ったので、仕方ない相手するがわしが勝ったら、その体貰い受けるぞと言うと、負ければ死、
あるのみ、躯等好きにすれば良いと言うので、タスキをするのでしばし待てと、懐からタスキを取り出して座り結ぶと同時素早く耳栓をして、立ち上がり、無言で刀を抜くと、小太郎も、
刀を抜き正眼に構えたのです、
源三郎も正眼に構えると、小太郎は回りこまず、まっすぐに間合いを縮めにかかったので、なる程間合いを取ったまま催眠幻術をかけるつもりだなと見ていると、ピタッと止り凝視して、
いるので、口元を見ると僅かに動いています、一定の間隔で呪文を唱えているみたいです、暫く静止して眠くなった振りをして目を瞑ると、小太郎は踏み込み上段から降りぬこうとした、
時、
源三郎はそれより一瞬早く懐にはいると、小太郎の腕が源三郎の肩に当たったのです、右手で小太郎の太刀の柄を掴み、左手で右の小太刀を掴み、左足で腹を目一杯突き飛ばすと小太郎、
は刀を放し後ろに一回点して着地して懐から忍びの手裏剣を出してピシ~、ピシ~と投げつけたので、刀で叩き落として踏み込み上段から一気に振り下ろし、左肩口でピタリと止めて、
これまでだな、
後ろは壁だ逃げるすべは無いというと、まいったと手を上げるので、耳栓を外して、これでそなたの体はわしの物じあと言うと、何をするのだと聞くので、これからわわしの配下とし、
て働くのだと言うと、約束じあなんでも使うてくれと言うので、刀を返すと立ち上がり刀を仕舞ったのです、風間の者共出て参れというと、10人が木から飛び降りて来たので、これで、
決着はついた、
お前達は風間の里に帰るが良いと言うと、我々は帰る場所はない小太郎様に何処までもついていくと言うので、わかった、ならばその忍び装束を裏返しにして普通の格好をせよと言うと、
みんなが普通の武士の格好に戻ったので、ついてまいれと居酒屋に行き、全員を座らせて酒と肴を注文したのです、配下には2人の九の一がいたのです、小太郎が何をすれば良いので、
御座るかと聞くので、
第二の風間の里を作るのじあよと言うと、何処にと聞くので蝦夷地じあ、函館から一里行った草原を開発しょうと、今準備させている、そこに入植して羊、馬、牛、を飼い、穀物を育て、
るのじあ、米は育たぬので、果物、小麦、とうもろこし、ジャガイモ、薩摩芋、野菜類じあと言うと、我々の手では無理だがと言うので、100人を集めて入植する、そなた達は治安の、
維持に当たってもらう、
鉄砲を10丁用意する、開拓が始まれば警護の人数は必要じあからな、12月から4月は雪に閉ざさせるので、漁業が仕事となる、蝦夷は冬は鮭、ニシン、かになど魚の宝庫じあ、住む家は、
西洋のレンガと言う瓦みたいな物を四角く焼きそれを積み重ねて家を作っておる、端には暖炉と言う大きなカマドがあり天井に煙突がある、ここにまきを燃やせば、部屋は暖かく下帯一、
つでも過ごせる、
これが各家についている、又蝦夷には燃える石があるぞ、幌内にはこれがむき出しになっており、アイヌをこれを燃やして、暖をとっているそうじあ、この地に町を作り、居酒屋、銭湯、
女郎屋、商店を作るのじあ、ここの名主が小太郎と言うわけじあよと言うと、わしに出来るじあろうかと言うので、函館の玄海屋にアイヌと和人の間に生れた者がおる、アイヌはあの地、
に生活しておるので、
生きるための知恵を沢山もっている、その者が指南するので問題ないぞ、蝦夷が全部開拓できれば、1000万石分の物が取れる、広大な土地が内陸部に広がっておる、全部開拓するのには、
200年はかかるであろう、その頃には寒さに強い稲も出来て、蝦夷でも米が取れるようになるやもしれぬ、又北からロシアが進出してくるかもしれぬ、それの防御の為にも入植が必要、
なのだよ、
知り合いを呼んでも構わぬぞと言うと、蝦夷かと言って、みんなわしと一緒に蝦夷に行くかと聞くと、みんなが、もとより頭の行くところには何処にでも付いていきますといったのです、
よし話は決まった、作物がとれるようになるまでは、米を含めて総ての生活物資は支給するので安心しろと言ったのです、羊と言うのはヤギの一種で夏から秋にかけて体が毛に覆われる、
春にこの毛を刈り取り、
綿代わりに使うか、糸を作り着るものを作る事もできる、又肉も食えるぞ鉄鍋に野菜と一緒を焼いて食うのだ、他に鮭と野菜を味噌で焼いて食う料理もある、又牛馬は農耕用として使う、
が牛の乳は納豆と同じに発酵させればバター等色んな製品が出来る、麦からは酒も造れるぞ、果物は潰して煮詰めてジヤムと言う物が作れる、小麦粉を蕎麦みたいに捏ねてこれに納豆菌、
みたいな物、
西洋ではイースト菌と言うているそうじあがこれで発酵させればふっくらとなり、これを焼いて、このジヤムやバターを付けて食べれば米の代わりの主食となる、牛の乳はそのままでは、
濃いので少し水で薄めてのめば美味いくて、滋養があるそうじあ、西洋は蝦夷と同じように北にあるので、十分人が住めるという事じあなと言うと、ご老中は外国に詳しいので御座るな、
と小太郎が感心するので、
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