§76 更に色々出てきます
細長い車体にハンドルと椅子がついた形。
タイヤは無いけれどスクーターに形は似ている。
「これもさっきと同じようなものかな」
「でも車輪が無いぞ」
確かにハンドルと椅子があるけれどタイヤが無い。
「これは魔法を使った乗り物。でも修理が必要。ただ壊れているけれど無くなっている部品は無い」
メルの見解はそんなところ。
「こういう判断はやっぱりメルの魔法だね」
「判定魔法。シルダでは一般的」
「私には使えないのだ」
そうなのか。
ともあれこれも自転車と同じ状態らしい。
用途も形からして似たようなものだろう。
更に色々小物も出てくる。
○ スマホみたいなもの
○ 一見懐中電灯みたいだが違うもの
○ その他何か部品らしい金属製の色々
という感じだ。
「大漁だね」
「何かここでも複製して使えるような物があるでしょうか」
「ほとんどは一度洗って修理してから再確認なのだ」
そう言えば実験室にしまってあった遺物は全部綺麗だったな。
「あの実験室にあるものも一度洗ってから修理し直したんですか」
「修理方法がわかる物は修理できるのだ。そうでない物はそれなりになのだ」
なるほどな。
そんな感じで夢中になって色々探していたら。
ゴーン、ゴーン……
「取り敢えず収穫はいっぱいあったのだ。そろそろ昼ご飯にしようと思うのだ。
あと、午後は遺物を洗って修理できるか考えてみるのだ」
「その方がいいかもしれませんわ。大物もありますし」
「水でもいいから風呂入りたいしね。このままじゃ食堂行けないし」
皆さんの意見が一致。
そんな訳で大物小物分けて持って、来た時と逆順で階段を登って外へ。
やっぱりアルは階段ちょっときつそうだったけれど、まあ予定範囲内。
拾ってきたものは実験棟裏に置いておいて隠蔽魔法をかけておく。
「取り敢えず水風呂入って服着替えて昼食なのだ。洗濯は夕方にやればいいのだ」
という事で皆ダッシュで寮へ。
寮の棟は一応男女別れているから一緒になる心配も無い。
そんな訳で俺も安心して風呂と着替えに寮を目指す。
◇◇◇
無事
「それで午後はどうするの?」
「水をあてない方がいいものを除き、水洗いするのだ。その後拭いて乾かした後、実験室で調べたり直したりしてみるのだ。夏休みは教室を使わないから色々置いたままで問題無いのだ」
「何か完全に直せれば楽しそうだな」
「大物もありますしね」
皆さん期待しているようだ。
そんな訳で食事終了後は早速特殊教育棟へ。
まずは大物二点を水道の処へ持って行く。
「この二つは水洗いしても大丈夫なのか?」
「こっちの自転車は大丈夫だ」
「これも大丈夫」
そんな訳で水洗い開始。
まずはその辺から持ってきたバケツに水を溜めて土を洗い流す。
ゴムホースでもあれば楽なんだけれどな。
まあ無いものはしょうがない。
寄って集って水をかけて雑巾で拭いてある程度綺麗な状態に。
「さて、まずはこの大物二点を実験室へ運び込むのだ」
そんな訳で実験室へ。
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