1人の少年が業を積み続ける過程に得るものがある。描かれる人間とそこから生まれる人間模様も素晴らしかった。物語が終わって悲しいのは久しぶりで、それはこの作品に価値を強く感じているからだと思う。カルマの塔に出会えて良かった。作者さん、この作品を生み出してくれて本当にありがとう。
こうした作品こそ、自分の眼で全てを確かめて頂きたい。なので詳しくは語りますまい。塔とは?カルマとは?愛とは?強さとは?何者でも無かった男がいかにしてカルマを……。こうなって欲…続きを読む
史実をもとに作られたような凝られた世界観。一人一人が決して埋もれることの無い魅力ある登場人物達。泥臭くも心滾る熱き戦い。そして、その背景にある業...重厚な歴史を読み解くような感覚に陥る。…続きを読む
最初から引き込まれる。文章自体は長めなのに目が滑るとはこのことでしょうか。じっくり腰を据えて読みたい作品。
生き汚いというが、やはり生きることは本当に汚く、泥水でも啜らなければ、一日の食事にすらありつけない。現代社会ですら生きるということには大変さ、切迫がつきまとっていうのだから、この小説の舞台では推して…続きを読む
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