『真夜中から黄昏まで』は、「三か月以内に拉致された婚約者を救出し、仲間と共に帰還する」という使命を背負った18歳の少女・黒崎桜子の物語です🌙🌅
舞台は、未曽有の災害と疫病蔓延の果てに荒廃した2075年の日本と世界。政党政治は崩壊し、日本は五つの巨大企業が統治する“企業連合国家”となっており、その筆頭が寺島ホールディングスです 🌟🏢
物語の発端は、寺島ホールディングス会長・寺島麻莉の孫であり、次期後継者である綾人が、西大陸の砂漠地帯で自治集団「ジュンガル」に拉致される事件です 😱💥
重厚な世界観なのに、キャラクターたちの感情がちゃんと前に出てくる――“人間ドラマとしてのSF”が好きな人には、間違いなく刺さる一作だと感じました 🌌💖
人質となった婚約者を救うため、急遽結成された日本人とロボットのチーム。
遠き砂漠の国で、人質を救出し、無事に帰国するまでの過酷なミッションが始まります。
人間もロボットもみな素晴らしく優秀で、計画に隙はないと思われましたが…
やはりそう簡単にはいかず、次から次へと新たな試練が立ち塞がります。
読んでいて感じるのが、感情や表情などをあまり前面に出さない文章だということです。どちらかと言うと、ほぼ事実だけを淡々と伝えてくる印象です。
だからこそ、読み手はその奥にある様々な感情や表情を豊かに想像することができます。
描写の絞られた簡潔な文章で、ストーリーがテンポよくどんどん進みます。
ロボットが、とても優秀で、どこか人間に近い思考も持っていて。頼れるチームメイトです。
「日本のジャンヌ・ダルク」と称される、主人公・桜子の勇気とひたむきさ。応援せずにはいられなくなります。
本格SFと言ってもいい、綿密に練られた世界観に彩られた、人間たちとロボットたちの冒険ドラマ。
あなたも是非、彼らとともに遠き異国の旅へ!