応援コメント

第2話 とりはよりそう」への応援コメント

  •  空を飛ぶ鳥たちは、地上にいる私たちにとって自由があるように感じますね。
     空には何も障害物がありません。その空を小鳥は小さな羽を広げ、一生懸命に羽ばたき、大きな鳥は大きな羽を広げ優雅に飛んでいく。その姿に、人は自由を想像し、羨ましく感じるのかなと思いました。

     そして、この詩を読んでいて、まほろば様が「落ちぶれたライオン」を読んで深く考えて下さったときのことを思い出しました。
     何故、まほろば様があの作品に真摯に向きあって下さったのか、この作品にその一部が垣間見えた気が致します。

     きっとまほろば様の中で、「人」に対して何か強い想いがあり、何故人は争ったりするのだろうか、人はどうして同じ方向を向かないのだろうか、というような人間社会の軋みや歪み、人と人と分かり合えない何かについていつも考えていらっしゃるからなのかなと思いました。

     空を飛ぶ鳥たちに自由を馳せるように、人は人との関りから自由になりたいと思う時があることでしょう。しかし、人と関わり合うからこそ、人は幸せや嬉しさ、喜びを得られることも事実なのだと思います。

     人と人とがもっと分かり合える世界になればいいですね。

    作者からの返信

    yuri 様
    わあーーっ!!
    少し離れていた間に、こんな素敵な感想が!!
    お返事が遅れて、大変申し訳ありません!

     空を舞う鳥は、実際は天敵に怯え、厳しい冬を超えて子孫を残さねばならないという現実が待っています。
    それを知識として知っていながら、人は鳥を羨ましがります。
     しかしながら、yuri様の仰るように鳥たちはとても優雅に空を飛びます。それはもう、憎たらしい程に。

     そして、yuri様の仰る通り、私は『人』に対して複雑な感情を有しております。
     人は何故、正と負の二面性があるのか。
     人は何故、善だけの存在になれないのか。
     人は何故、平気で誰かを傷つけるのか。
     人は何故、誰かを傷つけた手で誰かを助けるのか。

     他の種族よりも発達した頭脳を持ちながら、何故?
     という、正解のないであろう問いを、私はいつも考えています。
     私の抱いている想いを言い当てたyuri様は、流石としか言いようがありません。

     この詩は、私が人と鳥たちに抱いている醜い嫉妬と、それでも彼らと共に生きていかねばならないのだ、という心境を表現した詩なのです。
     yuri様の仰るように、人が分かり合える世界が来ればいいのにと、本当に心から思っています。