自他共に認めるカクヨム界きっての猟奇スト、つばき様の描くショートストーリー。本作も背筋が冷たくなるような不可思議な事件が起こります。
その舞台となるのがタイトルにある農協のATMなわけですが、考えてみればATMってホラーの舞台としては絶好の場所のように思います。
閉ざされた狭い空間に籠る静寂。
夜でも煌々と明るい室内ですが、もしも停電になったりしたらかなりビビってしまいそうです(笑)
対峙する機械は淡々と処理を続けますけれど、もしもこれがとんでもない誤作動を始めたら……
防犯対策に取り付けられたバックミラーに、ありえないものが映っていたら……
想像するだけでかなり怖い!!
そんなATMで身の毛のよだつ体験をしたのは一体だれなのか。
最後のオチは落語のようで、恐ろしさの中にもニヤリと笑ってしまう仕掛けが隠されています。
どうぞ最後までお楽しみくださいませ。