第5話 お風呂
あれから3日後
引っ越し作業も無事に終わり、父親と恵さんは北海道に行った。
生活費などは、毎月20万を俺の通帳に振り込まれて、
・生活費 15万
・貯金 2万
・小遣い 5000円×2
・非常用 2万
の割合で使う。
「なあ春兄。そういや今日の夜ご飯どうするん?」
春樹お兄ちゃん―略して春兄と呼ばれてる。
「まあなんでも良いけどさ、その前に昼飯は?何かないの?うわ!」
冷蔵庫を開けても何も入ってない。
これはヤバい。
「乙葉、昼飯はカップのラーメンあるからそれ食べたら買い物行こ。」
「春兄って料理出来るん?」
「簡単なんやったらできるわ。まあカップラーメンとかカップ焼きそばとか。」
「米ぐらいは?」
「そういや炊いたことないわ。」
「うっわ、壊滅的。これぞダメンズ。」
我ながら思う。よくこんな料理出来ない俺を放っておいたな。
「じゃあ乙葉は出来んの?」
「まあ人並みには。お母さん帰るの遅いときは自分でご飯作ってたし。」
「へえ、じゃあ何時でも嫁入りできるな。」
すると乙葉は、急に顔を赤らめて
「もう、ばかぁ!って、え!?」
ビンタしてくる手を咄嗟に掴み、
「俺にビンタなんか10年早いわ。」
「じゅ、10年!?」
「うん、俺マジで体力ないし。」
買い物を終えて、店の外にでると
「うわー大雨や。洗濯物大丈夫かな?」
大雨が降っていた。
「乙葉、雨雲レーダー見て。」
「うん。」
乙葉にスマホのヤフー天気で、雨雲レーダーを見てもらう。
「すごいな、あと2時間は降るわー。」
「じゃあ走って帰るか?多分10分あったら着くし。」
「でも、絶対風邪引くよ。うわ寒いー!」
「しゃないな、ほれ。」
乙葉に俺の着ていたフード付きのベストを着せてやる。
「でも春兄は?絶対風邪引くよ?」
「でもさ、女の子って腹冷えたらあかんって言うやん。」
「女、の子……」
「どした?男の子の方がいいん?」
「ううん、ありがと。」
それから、家に走って帰る。
10分ぐらいで着いた。二人ともびしょ濡れだ。
「乙葉、ちょっと待って、家の中濡れるからさ、俺のベスト脱いで」
「うん。」
「そのままおって。タオル取って風呂沸かしてくる。」
急いで風呂の湯を沸かすボタンを押して、タオルを取る。
「とりあえず体拭いたら風呂入って来て。洗濯物入れてくるから。って、ん?」
「もう入れてあるよ。買い物行く前に。あとさっ、べっ別に風呂いっ一緒に入っても良いよ。」
乙葉が顔を赤らめて、聞こえないような声で話す。
「どした?熱でもあるんか?」
「もう!別に一緒に風呂入っても良いのよ!風邪引かれても困るし!」
「ツンデレ?」
「良いじゃない!どうするの?」
「でも良いの?年頃の男女が一緒に風呂って。」
「兄妹だし別に良いのっ!それでどうするの?」
「じっ、じゃあ入ろっかな。先に乙葉入ってて。」
二分後
買い物を冷蔵庫に詰めて、風呂に入ろうとすると……
「ギャー!変態!」
一糸縫わず姿の乙葉が、身体を洗っていた。
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