電脳に支配された世界が舞台の完成度の高いSF作品です。物語にはスクリプトと呼ばれる異能力が登場します。主人公が扱えるスクリプト自体は特段優れているわけではないのですが、自分の能力を踏まえたうえで冷静に状況を分析しながら進んでいく様が魅力的です。物語全体を通して伏線が多く、真実が少しずつ明かされていく展開が最終盤まで続き、最後まで楽しめました。意識や知覚ってなんだろうと改めて考えさせるような作品でした。
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