Works:229〜聖拳〜

暗い空間がある

そこに自分がいるけれど


どういう状態なのかもわからない

暗さは冷たさを伴う


このままでは危ない

頭の中に警鐘が鳴っている


しかし、もう頑張りたくないな

そんな思いに身を委ねたくなる


そう、今となっては昔の事だ


左手の拳と引き換えに

大切なものを護った


それをふと思い出す

肩から力が抜ける


指、動く

拳、握れる


それがわかれば十分だ

思い出すまでもない


つま先、膝、脚、腰、肩、腕、肘、指先

ただ連動させる


空気の破裂する音が響く

音速を超過した証左だ


振るう拳は右

剛拳一閃


ガラスが割れる

というより砕ける音色と共に

 

光が差す

芯にあるのはたった一つ


それは信念

思い信じる心

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る