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Works：143～命運ぶ桜－Necro Fantasia－～
心の奥に潜む勇気を希望だと呼ぶとしたら
この胸に微かに宿る想いは絶望かしら
その手に掴んだ未来が望むものだとしても
いつか未来は現実として今を蝕む
現に消えたその世界を例え嘆いたとしても
進みいく時の流れに浚われるでしょう
さぁ、運命など笑い
己が力で掴めよ
それすら出来ぬならば
時の狭間に堕ちるのみ
古に交わした盟約
護るべき約束も永劫の彼方
孤独の涙の中で
幻想と現実の境界を刻め
闇夜にも
紫紺の瞳に見えるは桜の花吹雪
散り逝きて
儚い命の灯を吹き消す
Ah、想い出の景色の中には逢えない哀しみが
Ah、思い出せないのはあの人の笑い顔
Ah、貴方とは再び出逢えぬ運命かな
Ah、絶望の淵から私を引き上げて
月夜には
瞼を閉じれば見える約束のその桜
咲き誇り吹く風に乗せてその花を散らせよ
戦いの
その果てに待つのは希望なのか絶望か
終わる時盟約の定めを護り切れるのか
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