Works:139~Carten call~

鳴り止まない拍手

私はステージの上で一礼


スポットライトの下

ぽつんと一人ぼっち


周りにいる幾多の観客も

共に演じた仲間さえも


その瞬間にはいなくなる

とても孤独で


思わず涙が頬を伝う

未だ鳴り続ける拍手の下


それでも私は独りぼっち

そう思っていた


けれど

そっと手を握ってくれた君


その瞬間に気付いた

私は一人じゃないって


鳴り響く拍手の下

繋いだ手の温かさに


思わず涙が頬を伝う

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