青春の群像(第3部)43 中野は帰って行き、今回も悪人を善人に変えたみたいですね、積もる話もあります、今日はここに泊って色々話を聞かせて、尼達も喜びますと言うので、わかりました明


青春の群像(第3部)43


中野は帰って行き、今回も悪人を善人に変えたみたいですね、積もる話もあります、今日はここに泊って色々話を聞かせて、尼達も喜びますと言うので、わかりました明日は暇ですので、

そうしますと了承したのです、それでは弓ヶ浜に行ってサーフボートにでも乗ってきます、海水浴にはまだ海は冷たいですが、ウエットスーツを着れば大丈夫と思いますと言うと、わか、

りました、


今日は夕飯は海鮮鍋にしましょう、用意しておきますよと妙庵が言ったのです、自転車を借りて由比ガ浜に行き、サーフボートとウエットスーツを借りると、店主が久振りだね、今日は、

真一君の知っている大学生も来ているよと言うので、そうですか、それではと言って海に乗り入れてボートに乗り帆を張ると勢い良く走り始めたのです、5、6人がサーフボートを楽しん、

ていたのです、


1人の女の子が近付いてきて、ヤツパリ真一さんだ珍しいと言うので、みどりちゃんか相変わらず真っ黒だねと言うと、もう高校3年だろう、受験勉強はと聞くと、推薦で大学に入れそう、

なのと言うので、そうかと言うと、ここでバイトしている女の子2人もいるわと言うので、後をついて行くと2人が、真一さん暫くと言うので、あの左の岸まで競争だと言うと、オケーと、

返事をして右の岸に向かったのです、


結局真一がビリで到達したのです、みんなにはかなわないなあと言うと、当たり前です、毎日やっているのよと3人が笑たのです、負けたのでコーヒーとケーキをおごるよと言うと3人が、

大喜びしたので傍のレストランに入って二階のテラスでコーヒーとケーキを頼んだのです、今年の夏もここでバイトするのと聞くので、勿論だよと言うと、就活はと聞くので、何とかな、

るだろうと言うと、


いつものんきなのねとみどりが笑ったのです、今日は鎌倉になにしにと聞くので、知り合いの見舞いにきたんだよと言うと、そうなの、早く退院できるといいねと言ったのです、1人の、

女性が近付いたので見ると良子です、先ほどはありがとう御座いました、母が元気がでたようで、今日はもういいよというので、思い出にひたらせてあげようと思って、早めに引き上げ、

て来たのです、


家はこの近くなんですよ、ここのテラスから眺める海がすきなんですと言うので、どうそ座って、この子達は地元の高校生で夏にここの海水浴場でバイトしていて、僕もライフセーバー、

のバイトしているんですよと言うと、そうなんですか、それなら何回かお会いしていますねと言って、コーヒーを頼んだのです、どこに勤めているんですかと聞くと、このレストランは、

母が経営しているのです、


今は私が会計の事をやっていまして、店の事は店長とシエフに任せていますと言うので、そうでしたかと言って、サーフボートはと聞くと、運動オンチなのでと笑うので、ここに住んで、

いてやらないとは勿体無い、今度教えてあげますよと言うと、私にできるかしらと言うので、大丈夫ですよボートは大きくて浮力もありますし、バランスのコツさえ掴めば簡単ですと言、

うと、


それでは夏にを楽しみにしていますと言って、村上さんは何の職業なのと聞くので、大学生ですよ、夏は海、冬はスキー場、と新宿でクラブのマネージャーと掛け持ちしています言うと、

大学の勉強はと聞くので、それもやっていますと言うと、みどりが真一さんは法政のキャッチャーでドラフトにも上がった英雄なのよと言うと、どうりでどこかで見た事があると思った、

わと言ったのです、


そうだ今日は妙庵さんが夜に海鮮鍋を囲むと言っていましたが、お出でになりませんかと言うと、お邪魔ではと言うので、妙庵さんが喜びますよ、でも、このレストランがあるかと言うと、

ここは大丈夫ですと言うので、それでは遠慮しないでと言うと、それではお邪魔しますと言うので、帰りに寄りますと言って、みんなで海に入りサーフボートを楽しんだのです、ボード、

に乗りながら、


みどりがなんだか恋の予感ねと言うので、あんなに美人だからきっと彼氏がいるよと笑うと、奪ってしまうくらいの情熱がないと、彼女は出来ないよと笑ったのです、暫く楽しんで陸に、

上がり、ボードとウエットスーツを返して、シャワーを浴びて着替えて、レストランに行くと用意はできていますと言うので、自転車を引いて妙庵に向かったのです、この辺にはおまわ、

りさんはいないだろうと言って、


後ろに乗って腰を捕まえてと言うと、乗ったので自転車をこいで走ると、気持ちいいと喜んでいたのです、妙心寺につき自転車を止めてなかに入り、妙庵に偶然会ったので夕食に誘いま、

したと言うと、まあ、大歓迎ですよと言うので、良子がすみませんと言って、これは店で出している赤ワインですと袋から渡すと、まあありがとうと受け取り座敷に案内したのです、


テーブルには海鮮鍋がコンロににかけてありいい匂いがしています、尼さん達も座ったので妙庵が手を会わせて、頂きますというので、みんなも頂きますと言って、アカワインで乾杯、

したのです、真一が肴の切り身をポンズだしで食べて、美味い、美味いと言うと、妙庵はよろこんでいます、良子が妙庵にお母さんから真一さんの事聞きました、あのお鶴様のいいな、

ずけが御先祖様だったと言う事で驚いていますと言うと、


今回はお鶴様が良子さんの願いをかなえるために真一さんと引き合わせたのですよと言い、ひょつとしたらもっと長くお母さんは生きられるかもしれないわと妙庵が言うと、わたしも、

何だかそんな予感がするのですと良子が言ったのです、真一さんはお釈迦様が人を助ける為にお使かわしになったそうなんです、だからいつも人助けで忙しいのですよと妙庵が言うと、


真一がお釈迦様だけではなくイエスキリストも僕をこき使っているというわけだよと言うと、お釈迦様とイエス様は知り合いなんですかと聞くので、僕をこき使って2人は毎晩グラスを、

傾けているそうだと言うと、試練をクリア出来ない者には神は試練を与えないのでしょうと妙庵が言うと、みんなが大笑いしたのです、良子がこんな楽しい食事は始めてですと言うと、


真一さんが入ると楽しくなるんですよと一人の尼がいうと、もう1人の尼が、最近の波乱万丈をきかせてと言うので、スキー場でのバイトの話しをおもしろおかしくはなすと、みんなは、

真一の話に聞きいっていたのです、さらにクラブでのお客とホステスの話をこれも面白おかしく話すと、大受けしたのです、楽しい夕食は盛り上がり、真一がもう入りませんと言うの、

で、腹こなしに散歩でもして来たらと言うので、


良子に行こうと手を引いて庭に出て、おつる様のお墓に行こうと言うと、え~つ、何かでるかも知れないよと言うので、みんながお墓で宴会を開いているかもしれないねと真一が言うと、

手を放してはだめよと良子が強く手を握りしめたのです、あるいて墓所に行くと、なんだか首すじがひんやりして来たのです、まだ人魂がでるには寒い季節だから、大丈夫だよと言って、

良子の顔を見ると、


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