青春の群像(第3部)9 万里の長城に着き登って回りを見渡すと、どこまでも城壁が続いています、なるほど大したもんだなと感心すると、この長城の下には何万人も人が埋まっているそうで
青春の群像(第3部)9
万里の長城に着き登って回りを見渡すと、どこまでも城壁が続いています、なるほど大したもんだなと感心すると、この長城の下には何万人も人が埋まっているそうです、悲しい歴史で、
もある訳ですよと言うので、真一は手を合わせたのです、それでは次ぎに紫禁城にいってみましょうと言うので、車に乗り込み向かったのです、この国のスケールの大きさにはビックリ、
するよと言うと、
アジア一栄えた国だったのに今は見る影がありませんと言うので、後30年もすれば世界の一等国になっているよと言うと、その為には役人の不正を一掃して、皆が搾取されない国になる、
事と、辺境の小民族の保護が大事ですねと中尉が言ったのです、紫禁城に着き門を潜ると広大な庭に、奥くには大きな本城が建っています、これまた凄いなあと言うと、少し歩きましょ、
うと言うので、
2人で歩いていると庭園がありそばにお茶屋があるのでイスに座り、お茶を頼んだのです、中々かおりのいいお茶です、庭園には白鳥とアヒルが放し飼いになっており優雅に泳いでいます、
庭園の石の配置と滝も素晴らしい作りです、清朝の優雅さを見るみたいだねと言うと、長く続き過ぎたので国内の官僚は腐りはて、外国の餌食になってしまったのです、それからは人民は、
とたんの苦しみを味わってしまったのですよ、
今又権力の亡者どもに食い荒らされようとしています、悲しい事ですねと中尉がため息をついたのです、大丈夫だよもうじき文革も終り、新しい中国が始まるよ、その時こそ中尉みたいな、
若い人が頑張らなくてはと言うと、そうですね、過去の事は過去の事、未来に向かって走り続けましょうと言うので、その息だと手を叩いたのです、もう夕暮れですね、ホテルに戻りまし、
ようと言うので車に乗り込んだのです、
その頃青江夫人に5人組が昼間自宅の上空にヘリが飛来して何かを調べていたそうです、ヘリは北京郊外の基地から飛び立ち、あの村上と王中尉が乗っていたそうです、北京上空を飛行後、
我々の自宅に向かったそうです、北京の政府の重要な施設の偵察写真をとったに違いありません、奴らを逮捕するように毛首席に言ってくださいと言うと、わかりました毛首席に会って、
きますと、
青江夫人は出かけていき、毛首席に面会して外国人が北京の上空から政府の重要施設を写真取るとは、スパイ行為です、あの村上と言う日本人は逮捕すべきですと言うと、飛行許可は私が、
だしたのだ、彼は北京の政府の重要施設の空域には侵入していない、ただの観光フライトをしただけだよと言うと、なぜ、5人の政治局員の自宅の上を飛行したのですかと言うと合弁事業、
を邪魔しているので仕返しではないかと笑うので、
誰がそんなデタラメを首席に言ったのですかと言うと、合弁会社から10億の金を隠匿したそうでは無いか、今保安部が調査しているそうだ、あの5人がつるんでいるんでは無いだろうなと、
言うので、私は知りませんがと青江がと言うと、あの5人に言うのだ、これからはわが国の発展は日本の援助が必要なんだ、あまり刺激するなとなと言ったのです、私は毛首席に権力が、
もう一度集まる様に、
しているだけです、あの5人はそれに協力しているのですと言うので、分っておる、しかし、行き過ぎはいかんと言ったのです、青江は別宅に帰り待っていた5人組に、何と言うデタラメ、
な情報を持ってくるのだ、彼は政府の重要施設の空域には侵入していないそうだ、お陰で恥をかいたぞ、首席は10億の隠匿の件は知っていたぞ、あいつを突っくからこうなったのだ私は、
もう庇いきれないよと言って追い返したのです、
司馬同志どうするんだ、我々はどうなるんだと言うと、奴を抹殺してしまうしかないと言うと、そんな事すれば我々は死刑になるかも知れんぞと言うと、抹殺すれば間違いなく日本は、
合弁会社から手を引く、その混乱に乗じて一気に周一派を失脚させて政権を取るしかない、首席は病気だ、我々が実権を握れば仕方なく認めるだろう、それしか我々5人が生き残る道は、
ない、
私に任せてくれ、幸い隠匿の事は追求しなかったみたいだ、隠し口座から金を別なところへ隠せば、証拠は隠滅できると言うと、保安部が目をつけているのだ、ヘタに動かせば命とり、
になると言うので、それなら我々の関与の証拠はないので、諦めるしかあるまい、劉の独断と言う事にすれば良いと司馬が言ったのです、翌日真一は中尉をともなって工場に行き、劉、
にこれから、
人件費の整合正を調査する、勤務記録を提出してくれ、ここに本部からもって来た従業員の2年間の給与の台帳があるので、聞き取り調査を行う、指名した従業員を1人づつ呼ぶのだと、
言うと、承知しましたと言ったので、ランダムに選んで聞き取り調査をしたのです、暫くしてそれでは少し休むかと言うと、劉がわかりました、又後で来ますと言うのでわかったと返事、
したのです、
中尉に目くばせすると、劉の後をつけて行き劉がトイレに入るので、中を除くと劉以外は誰もいません、後ろから近付き口にクロロフオルムを湿らせたタオルを当てると、もがいていま、
したが、グッタリなったので、トイレの部屋に連れ込み床に座らせて、腕に麻薬を少量二箇所に打ったのです、注射器の箱をポケットに入れて、外からドアを閉めてトイレを出て、劉の、
部屋に行き、
誰もいない事を確認して麻薬3袋を机の引き出しに入れたのです、勿論袋には劉の指紋がつけてあります、引き返して真一の傍に行き、後2時間で目を覚ましますと言うと、一時間半、
後に劉を呼ぶことにしょうと言って、それでは聞き取り調査を開始する、中尉次の者を部屋へと言うと、待機部屋に行き名前をよんで部屋に連れて来たのです、色々質問して、何人、
かたった時、
劉はこないけどどうしたと言うと、呼んで来ますと中尉が部屋にいったが誰もいません、隣の事務室に行き工場長をみなかったかと聞くと、誰も知らないと言ったので、副工場長を真一、
の部屋に中尉がつれて行くと、真一がそういえば顔色がわるかったな、工場内をみんなで捜してくれと頼んで、手分して捜させたのです、中尉が副工場長をともなって、まずトイレだと、
言ってトイレに入り、
片っ端から中を確認しろと言うと副工場長が奥から二番目を開けると、劉が床に座っています、中尉ここにいますと言うので、傍に行き首に手を当てて大丈夫だ生きている、運びだすぞ、
と2人で抱えて、真一の傍に連れて行き、応接のイスに寝かせたのです、副工場長が救急車を呼びましょうと言うので、中尉がまぶたを開けて目を見て、薬物中毒だなと腕をめくると、
注射ハリの後が2箇所あります、
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