第32話

「ちゃんと、お付き合いを始めたのは、六年前よ!

 ン…、イチゴが中学入ってからよ……!」

 眉をひそめ母親は真面目に応えた。



「……!!」

 私は大きく息を吸い込んだ。



「だって、あの人が出ていって向こうの女と暮らし始めたのが……」

 思い出すように母親は応えた。



「もォ~……、解かったわよ! 

 お父さんの事を持ち出さなくても……」

 母が、父親と離婚したのは私が小学校五年生の時だ。



「だけど…… そんな前から二人は……」

 当然、ショーリは承知していたのだろう。


 彼も困ったように微笑んでいた。



 知らなかったのは私だけ……

 私だけ除け者……



 何で、私には黙っていたのだろう……




 思わず、母親たちから視線を逸らせた。



「済まなかった……」オジさんは深々と頭を下げた。

「出来れば、イチゴさんが成人して大学を卒業した後、私たちも一緒になろうと言っていたんだが、ねェ……」



「イチゴも大学推薦が決まった事だし……

 もう解ってくれるでしょ❗❗」

 少し照れたみたいに母親は微笑んだ。


「……」私は唇を尖らせ黙っていると、母親はさらに衝撃的なことを言った。



「ッで、今夜から私と勝矢さんは向こうの家で過ごそうと思うの……😄✨✨✨」

 愉しそうに笑顔を浮かべた。



「え……」

 向こうッて……

 ショーリの家で……❓❓❓

 じゃ、こっちの家は、どうなるの……



「それで悪いが、当分の間、こっちでショーリを預かって欲しいんだ」

 不意に、オジさんが頼んできた。



「え、えええェ……❓❓❓❓」





 ( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆



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