第四章 誕生
第1話 手紙 と 音声
◇1◇
「……お兄ちゃんからの誕生日プレゼントって、何だろうなぁ……できれば、お兄ちゃんの部屋にあるものが、お店にありますように……」
途中まで一緒に下校してきた雨音ちゃんと別れて、一人になった私――霧ヶ峰小豆は商店街で買い物を済ませて、急いで家まで歩いていた。
今日、お兄ちゃんはアキバに寄ってくるって言っていた。お兄ちゃんの好きな女性声優さんの円盤。そして、私の誕生日プレゼントを買ってくるみたい。嬉しいな。
私は神様に、「お兄ちゃんの部屋にあるものと同じもの」を買ってきてくれることをお祈りしていた。だって、そうしないと……お兄ちゃんの部屋のものと交換できないんだもん。違うものだと悲しいもん。
でも、お兄ちゃんは理解してくれていると思うから、きっと大丈夫だろうけどね。
だけど、私のプレゼントを買っちゃうと……きっと、お兄ちゃんのパン代が減っちゃうんだと思う。
だから私は、急いで夕飯の支度をする必要があるから早足で家に戻るのだった。
「……ん? ……」
曲がり角を曲がり、家の前の道に差しかかった私の視界の先。ちょうど私の家の前に数名の男子が立っているのが見える。
見たことのない制服。知らない人達。
私は
「……あっ! もしかして、お兄ちゃんの友達かな?」
ふと、そんな考えに至った私。
そうだよね。私が知らないだけで、お兄ちゃんの友達かも知れないよね。だって、お兄ちゃんの中学時代の友達なんて知らないんだから……。
私はそんな風に思い直していたのだった。
当時離れ離れの私達には、『共有を実感』できるものが何もなかった。今でこそ互いに認識できる友人達がいるけれど、昔はそうではなかった。
だから、私が知らない友人がいても不思議なことじゃない。
「……ん? ……」
そう考えて、出迎える為に歩いていこうとしていた私の前方で、数名の男子は警戒するようにキョロキョロと周辺を見回していた。
何かおかしいと感じた私は歩くのをやめ、曲がり角に隠れて様子を
すると、一人の男子が手に持っていた鞄のポケットから何かを取り出して、家のポストに入れていた。
そして、再び周辺を警戒しながら足早に立ち去るのだった。
「なんだったんだろう……。……手紙?」
不自然な行動をしていた男子達が見えなくなってから、私は疑問を覚えながら家の前まで歩きだす。
家までたどり着いた私は郵便受けを覗く。確かに何か入れていたのを見ているから。
すると、中には一通の手紙が入っていたのだった。
「私宛だ……あれ? ……うーん。やっぱり知らないなぁ~。……誰からだろう?」
封筒の表には『霧ヶ峰小豆 様』とだけ書かれている。ううん、正確には印字されていた。
裏返してみて差出人を覗いたんだけど、差出人は書かれていない。私はさっきの男子を思い出してみたんだけど、やっぱり知らない人達だって結論を出していたのだった。
以前、お兄ちゃんが私に手紙をくれた時のことがなんとなく頭に過ぎっていた私。
だけど今のお兄ちゃんは私の隣にいるんだし、そもそも印字なんてしない。そして誰かに頼む必要はないと思う。まぁ、お兄ちゃんじゃないのは最初からわかっているんだけどね。
とりあえず玄関で悩んでいても仕方がないからと、私は手紙を持って家に入るのだった。
「……お兄ちゃん、ただいま~♪ ……」
『……おかえり、小豆』
「……んんん~♪」
玄関の鍵を開けて中に入る私。鍵が閉まっていることで理解していたんだけど、家の中は静まり返っていた。うん、まだ誰も帰ってきていないみたい。
扉を閉めた私は、ポケットの中から携帯プレイヤーを取り出してイヤホンを耳にセットする。
そして上がり框に腰掛けて、お兄ちゃんにただいまの挨拶をする。同時に、携帯プレイヤーの再生ボタンを押す。その瞬間に耳元でお兄ちゃんの声が私に「おかえり」って、囁いた。
私は思わず廊下に寝転がってゴロゴロと転がりながら、満面の笑みで嬉しさを表現するのだった。とは言っても、誰もいないからできるんだけどね。
◆
少し前の話――。
お兄ちゃんがハマっているライトノベルの『絹とハサミは使いやすい』と言う作品。もちろん私も読んでいるラノベ。
その作品の登場人物で、主人公『
彼女は大のお兄ちゃん好き。うん、とってもいい子だよね。一瞬で好きになったもん、万里香ちゃんのこと。
そんな彼女は、お兄ちゃんである
「――ッ! これこれこれだよこれー! うぅぅぅ~、うん! 小豆ちゃん大勝利ぃー♪」
私は自分の部屋でラノベを読んでいて、とても強い衝撃を覚えた。はい、小豆ちゃん、いいことを思いつきました。
お兄ちゃんの声を録音しておけば、いつでもお兄ちゃんの声が聴けるんだよね。凄いよね。
『エターナル善兄プロジェクト』を早急に始動しないと、だね。
私はラノベを机に置くと慌てて、お兄ちゃんに言ってもらう為の台詞の原稿を作成して、録音機器を持ってお兄ちゃんの部屋へと押しかけていたのだった。
「……お兄ちゃ~ん、声を録音させて~?」
「だから、ノックくらいしろって……は?」
私の言葉を受けて振り返りながら呆れた顔で返事をしたあと、「お前、何言ってんの?」って顔で驚きの声を発するお兄ちゃん。その手には、しっかりと絹ハサが握られている。しかも私の読んでいる次の巻。
……お兄ちゃんこそ、何言ってんの? ラノベを読んでいるのに私の意図がわからないなんて、ちゃんと小説読んでいるの? そもそも行間じゃなくて、ちゃんと書いてあることだもん。
差人くんが「本は読んどけ!」って言っているじゃん。だめだよ?
「……と言う訳で~、希望の台詞を書いてきたから言って?」
「いや、だから、何が『と言う訳』なんだよ! 第一、そんな恥ずかしいことできるか!」
とりあえず、お兄ちゃんの意志は無視してノートに書き出してきた台詞を言ってもらう為に、ノートを見せながらお願いすることにした私。
だけど未だに抵抗の意志を見せるお兄ちゃん。仕方がないので奥の手を使うことにする。
「別にいいけどぉ~? そ れ な らぁ~♪」
「――わぁったわぁった! ……ったく、なんで俺の声なんてほしがるんだろうな?」
鳴かぬなら 鳴かせてみせよう お兄ちゃん――霧ヶ峰小豆。
両手を広げてワキワキさせながら、ワシワシする為にお兄ちゃんへ近づく私。もちろん心の中はワクワクしている。
まぁ、望んでいる音声は録れないだろうけど、もっとレアなアレな音声が録れるかも知れないしね。
そんな私のニヤリ顔を前に、お兄ちゃんは右手を突き出して、冷や汗をかきながら、言葉で私を制止させる。そして、しぶしぶながら録音機器を受け取って文句を言っていた。
うん。お兄ちゃんなら、こうすれば了解してくれるって思っていたから迫ってみただけ。
た、他意は、な、ないもん。べ、別に、そ、『そう言うとき』に、つ、使えるから迫ってみた訳じゃ、な、ないもん!
あと、世間一般的に考えてもお兄ちゃんの声をほしがらない妹なんていないのに、変なことを呟くお兄ちゃんなのだった。
「それで……録音するのは、これで全部なんだよな?」
「そうだよ~」
「……わかった……はぁー。じゃあ、全部録ったらお前の部屋に持っていくわ……」
「えっ? 私、ヒマだから別にここにいる――」
「で て い け!」
ノートと録音機器を受け取ったお兄ちゃんは、ノートを私に見せながら、そのページだけかと訊ねてきた。
まぁ、ページびっしりに台詞を書いてあるんだけどね……三十パターンほど。もちろん厳選しているから本当なら倍以上あったんだけど、お兄ちゃんの喉を気遣って少しにしてあげたのでした。
私が返事をすると、お兄ちゃんは一瞬落胆のため息をついてから、苦笑いの表情で突然こんなことを言ってきた。ナニソレ、イミワカンナイ!
私、別にヒマだよ。待っているよ?
疑問を覚えながらも「別にここにいるよ?」と伝えようとしたのに、言い切る前にお兄ちゃんが右手の人差し指を扉の方向へ指し示して、退出を命じてきた。
「むぅ~、なんでよぉ~? ……えっ――きゃっ! ……わわわわわっ」
「恥ずかしいからに 決まっ てん だろー!」
だから少しむくれて抵抗しようとしたのに、いきなり人の両肩を掴んできたお兄ちゃん。そ、そんな、いきなりなんて、心の準備が……。
なんて思いながら顔を赤らめていたら、クルッと体を反転させられて、そのまま扉の方まで押されちゃう私。なんでなんでなんでぇー。
「ぴぎゃ! ……んもぉ、入れてよぉ? ……鬼いちゃーん?」
『……お前、今なんか変な意味を含んで、呼んでなかったか?』
「……そ、そんなことないよぉ……」
……なんとか頑張ってみたんだけど、お兄ちゃんの力には敵わない。私はお兄ちゃんの叫びとともに無慈悲にも部屋の外に出されてしまっていた。
慌てて振り向いた瞬間に「バタンッ」と大きな音を立てて閉まる扉。
思わず扉を叩いて声をかけていた私。うん、まじおこな私は「お兄ちゃん」のニュアンスを変えてみたの。
もちろんバレると怒られるから、アニメ『やっぱり俺の脳内サブコメはまちがいだらけ。』の主人公――明神くんの妹の
これくらいなら大丈夫だと思ったのに、お兄ちゃんにはバレたみたい。お兄ちゃん、すごーい。
少しだけ焦りぎみに否定していた私なのだった。
『……まぁ、恥ずかしいから、さ? ちゃんと録ってやるから、これで勘弁しろよな?』
「……う、うん……わかった。ちゃんと責任――」
『へぇー? 録音機器って案外簡単に壊せそうだな?』
「ごごごごめんなさぁ~い……普通に録音してください、お願いしますぅ」
少しの沈黙のあと、恥ずかしそうだけど観念したような声色のお兄ちゃんの声が聞こえてくる。
だから私はサラッと責任を取ってもらおうとしたんだけど、突然お兄ちゃんが『機器質』に危害を加えようとしていた。って、高かったんだから私の録音機器を壊さないでよぉ……。
とは言え、私にはどうすることもできないことなので、仕方なく責任は白紙に戻して録音だけをお願いするのだった。
『……ま、まぁ、ちゃんと録音はしてやるから、絶対に扉を開けるんじゃねぇぞ? って言うか、部屋に戻れ!』
「はーい♪ ――ぁ! ……ちょ、ちょっとリビングにいってくるね?」
『お、おう、そうしてくれ……』
「……。――きゃっ! ……ぷぎゃ!」
すると、こんな鶴の恩返し的なことを言ってくるお兄ちゃん。
私は元気よく返事をしたんだけど、その瞬間に素敵な案が思いついたので「リビングにいってくる」と伝える。お兄ちゃんはその言葉に安心したような声で了承していた。
私は満面の笑みを浮かべながら、その場で足踏みをする。少しずつ音を小さくして足踏みをやめると、目を閉じて扉に耳を近づけようとしていた。ほら、部屋だと扉を開ける必要があるからね。こうすれば、いなくなったと思ってくれるだろうから。
だけど、その瞬間「ドゴッ」なんて大きな鈍い音と衝撃が扉を伝って耳に襲い掛かる。私は小さく声をあげて、その場に尻もちをついていた。
「いたたた……」
何が起きたのか一瞬わからずに扉を見上げていた私。だけど、次の瞬間にお兄ちゃんの部屋の扉が開く。
「……なんか、いないはずの小豆の声が聞こえんなぁ? 気のせいなんだろうけどなぁ……ああ、なるほど。この録音機器から聞こえてくるのか。壊せば聞こえなくなるのかなぁ……」
「ふぇぇぇえん。ごめんなさぁい……」
そして、お兄ちゃんは私と目を合わせずに私の部屋の方を向いて、こんなことを口にすると。
ニヤリと意地悪そうな顔をしながら録音機器を私にチラつかせていた。ほ、本当に壊されちゃう。
私は泣いて謝罪をしながら慌てて自分の部屋に避難をするのだった。
◆
数分後――。
自分の部屋に逃げ帰って、ほとりちゃん達にお兄ちゃんから苛められたことを報告して慰めてもらっていた私の耳に、部屋をノックする音が響いてきた。
私は恐る恐る扉を開ける。そうしたら恥ずかしそうな顔のお兄ちゃんが立っていたのだった。
「そ、それじゃあ……これ。ちゃんと全部言ってやったんだから文句言うなよな?」
「あ、ありがとう……」
ノートと録音機器を差し出しながら、ぶっきらぼうに言葉を紡ぐお兄ちゃん。なんだか私まで恥ずかしくなって顔を赤らめてお礼を伝える。
お兄ちゃんは私の言葉を受けると、何も言わずに下におりていった。喉が乾いて水を飲みにいったのかもね。
部屋の扉を閉めた私は急いで机の椅子に座る。そして、ノートPCに録音機器のUSBを挿すのだった。
「……ぁ」
画面に広がる無数の音声データ。それを見て、私は小さく声を漏らす。
自分自身がいっぱいいっぱいだったから伝え忘れていたんだけど、お兄ちゃんはちゃんと理解してくれていたみたい。
わざわざ個別に録音してくれている。そう、一度の録音で全部を言うのではなく。
一つ一つの台詞に録音停止を繰り返して、全部を個別に録音してくれていた。
チラッとノートを眺める私。私が差し出した時には記されていなかったチェックの赤文字。
きっと、お兄ちゃんが全部を漏らさず言う為に記したんだと思う。
……口ではあんなことを言うけど、やっぱりお兄ちゃんは妹に甘いし優しいと思う。うん、だから大好き。
「……あれ? 六十一個?」
画面を見ていた私は疑問の声をあげる。画面に映し出された音声データの数は全部で六十一個。
私のお願いしたのは三十パターン。……×2。
自分用と雨音ちゃん用を録音してもらっておいたの。もうすぐ、ね?
雨音ちゃんと仲直りができてから三年になるから、雨音ちゃんにも幸せのおすそ分けをしようと思っていた。
今の幸せがあるのも、たぶん雨音ちゃんのおかげだと思うから。雨音ちゃんとのことがなかったら、私は自分の気持ちに気づけなかったのかも知れないし、お兄ちゃんを取り戻すこともできなかったのかも知れない。
雨音ちゃんには感謝している。そして、お兄ちゃんと同じくらいに愛している。
それに雨音ちゃんも、お兄ちゃんを愛しているのは知っている。同じ想いなんだもん。見ていればわかるからね。だから喜んで受け取ってくれると感じているのだった。
雨音ちゃんにも、お兄ちゃんをずっと愛して続けてもらいたいと願っている。
もちろん私だって負けるつもりはないけどね。
それが、雨音ちゃん自身の為であり、お兄ちゃんの為でもあり。
そして、私の為でもあるのだから――。
まぁ、お兄ちゃんは雨音ちゃんの気持ちには気づいていないと思うけど……。
「……なぁ? お前の分はわかったけど、なんで『あまねる』の分まで録音する必要があるんだ? 彼女はほしいなんて思わないだろ? 親友だからって自分の性癖を押し付けるのは嫌われると思うんだが?」
さっきの会話の時に、不思議そうな顔でこんなことを言っていたお兄ちゃん。
性癖じゃないもん。妹としての正常な愛情表現だもん。……万里香ちゃんに怒られちゃうよ?
それに私が録音してあげたいんじゃなくて、雨音ちゃんが録音してほしいだろうって思ったから一緒にお願いしたんだからね? 親友の為なんだよ。
「うふっ♪ ありがとう……お兄ちゃん、大好き♪」
とは言え、なんだかんだ言っても、ちゃんと雨音ちゃんの分も録音してくれていたお兄ちゃんに感謝していた私。
隣のお兄ちゃんの部屋に視線を移すと、満面の笑みを浮かべながら聞こえない程度の小声で愛を囁く私なのだった。
「……」
ヘッドホンをセットして、音声データを順番に再生していく私。
別にお兄ちゃんを信用してない訳じゃないんだけど、ノートを確認しながら赤ペンの横にボールペンでチェックを入れながら聴いていた。
あんな態度を取っていたお兄ちゃん……だけど耳元で囁かれる声は、どれもが普段のお兄ちゃんの声。
優しくて暖かい。丁寧に感情をこめて紡がれていく、言の葉達。
そう、いつもわたしに語りかけてくれるお兄ちゃんの声だった。
その直後、私にとある変化が起こってしまう。うん、とっても恥ずかしいアクシデント……。
だからチェックを一時中断して、対処ついでにお風呂に入ろうとしていた私。そこでも嬉し恥ずかしなイベントが発生したので、当然ながら回収してきたのでした。
うん、イベント中にも恥ずかしいことがあったんだけど……。無事回収したって言えると思う。
――本当のことを言うとね? 顔から火が出るほど恥ずかしかった。だけど、嬉しかった。だから、お兄ちゃん、ありがとう。
「……ふふふ~♪ さっ、続き続きっと……」
そんな訳でフワフワした心地よさが包んでいる身体。それに
そして机の椅子に座るとチェックの続きを開始するのだった。
「……」
すっかり心が満たされつつもインターバルを挟み、ある意味クールダウンできていた私は、さっきみたいな状態に陥ることもなく、ほっこりした気持ちで淡々と音声を聴き続けていく。
「……うーん。だけど最後の一個って、なんだろう?」
六十個の音声データを聴き終えた私は、画面を眺めて最後の一個に疑問の声をあげる。だって私がお願いしたのは六十個なんだし、ちゃんと普通に六十個は録音されていたから。
最後のこれって、何が録音されているのか知らないんだよね。当たり前なんだけど。
「まぁ、聴いちゃえばわかるもんね……えいっ♪ ――え? ……」
うん。当たり前なんだけど、再生すればわかることなんだからって、軽い気持ちで再生することにした私。
だけど、気づけばよかったよ。心の準備をしておけばよかったよ。
私の指定した台詞は全部が一分弱の短い言葉だったのに対して、最後に入っていた音声が五分ちょっとの録音時間だったことに――。
私は優しく
ううん、お兄ちゃんの言葉に聞き入っていたんだと思う。そして。
再び心と身体に熱と想いを溢れさせることになる。
私の頬へ……暖かい恵みの雨のような想いが、潤いを与えていたのだった。
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