読みやすく、一気に読んでしまいました。日本人にとって桜は特別な花ですよね。後味の良い、読後の余韻に浸れる良いお話でした。
不思議な話、悲しい話、少し怖い話が好きです。 皆、必死に生きているのに、すれ違い、生じてしまう闇。 そんなところに焦点を当てて、書いていければと思っています。
『桜の樹の下には』は梶井基次郎の有名な掌品だ。「桜の樹の下には屍体が埋まってゐる!」という冒頭の一文が特に有名だが、同じセリフを作中の登場人物玄馬と小一郎も口にする。この(超)有名なフレーズの使…続きを読む
少し儚くて落ち着いた雰囲気が素敵でした。主人公たちの友情も感じられて読後感が良かったです。ひねくれた玄馬も魅力的に見えます。短編でそんなにお時間を取らせないので、皆様も是非読んでみて下さい。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(77文字)
当然の事だけど、桜の咲き具合が本作品の通りに落ち着いて、良かった。もし、違っていたら、枯れた哀愁漂う作風が台無しになるところだった。その作風に感情移入する読者が老人には多いと思う。私も玄馬の想いは…続きを読む
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