風の少年





 白く光る


 波打ち際の飛沫


 躊躇いなど


 忘れてしまうんだろ






 君は迷いながら進むんだ


 戸惑いと一緒に


 君の走る道その先へ


 風が吹く 風が纏う


 何も怖くはない





 揺るぎなく 君はいつでも


 前を向いて踏み出せる


 消えない覚悟と風が


 君だけを選んで付いてゆく


 




 まっすぐに歩けないから


 君がどうか迷わぬように


 君は 風になる


 虹になる


 いつでも





 

 


 


 


 


 


 

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