第18話Regrets - 未練
18.
"It serves him right.自業自得 3"
== 樋口瑛士 + 真知子+華+綾 ==
-瑛士は眞奈と離婚した後、以前より軽い付き合いをしてきた
女友達にもことごとく振られたのだった。-
あんなに恋しい恋しいと言い募っていた真知子はある日プッツリと音沙汰が
無くなった。そんな彼女に連絡をして、旅行でも行こうかと誘うと・・もうすぐ
結婚するのでもう誘わないでください、だと。
恋しい恋しいはリップサービスだったか、やっぱりなっ。まぁ、結婚も
望めない俺のような既婚者相手に本気にはならないだろうとは思ってたけどね。
だけど独り身になった俺にはかなりの大打撃だった。
2人めの華にも相手にされなくなった。敗因はどうも俺が離婚したことのようだ。華は夫も子もいる女で、奥さんいる
あなたに本気になられても私困るのよ~、だって私には愛しのダーリンと
可愛い子がいるんだもの・・だった。
参ったね、正直。遊びはこっちも同じだったけど、こうまで割り切られて
いたとは。だけど落ち込むってことは、少しは本気で好かれているかもなんて
厚かしいことを俺が考えていたってことだから、俺も大概にしないとなって
自己嫌悪に陥った。
それにしてもこんなにあっさりと振ってきたところを見ると、別に
いい男を捕まえたのかもしれんな!
ふたりからこっ酷く振られて弱腰になっていたところへ3人めの綾からも
、25才を過ぎて真剣に婚活して結婚しようと思ってるからと、付き合いを
バッサリと断られてしまった。
婚約した時に身上調査が入り俺の存在が露見すれば、まとまる話も
まとまらなくなるからだと。俺は邪魔者ってことだな。それにしても
眞奈と離婚したらいきなり遊び女友達からも別れを告げられるとは・・
元妻の眞奈は上げまんだったのか! 上げまんの使い方が微妙に違うが
構うものか!
とにかく眞奈がいなくなったら、他の女たちも皆離れていってしまい
いなくなってしまった。
俺がモテて女に不自由せず遊んでいられたのは、どうも元妻のお陰らしい。
流石に会社の女性には手を出してはいないが、妻に離婚された37才の
オッサンに女子社員たちの目は予想以上に冷たかった。
今まで魅力的で穏やか、知性的でやさしい妻の視線を受け日々癒されて
きた俺には、彼女たちの冷たい視線は非常に耐えがたいものだった。
言われようで、どちらを向いても俺をやさしく癒してやろうという者は
皆無だった。
世間ではバツイチはモテると聞くが、俺の場合に限ってそれは一切なかった。
モテるどころか結婚年数もそれなりに長く、妻のことを知る者が多くいる
職場の所以か、あんなに素敵な奥さんと別れることになった駄目な男との
レッテルを大きく貼られることになったからだった。
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