束の間の静寂 4
―再会―
長男が逃亡し 3ヶ月位たった頃
家のチャイムがなり覗き穴から見ると
父だ!
夜逃げから一度も家に来なかった父が
ついに 家に来たぁ!
私は そぉぉ~っと部屋に戻り母に伝えました
「どうする?居留守使うか?」
ドキドキ!
2人で家の中でうろたえていると窓の外の庭に人影が…
何気に見ると…
父がキョロキョロしながらこっちを覗いてる
(奴…裏にまわりやがった)
あっ…目合っちゃたし
父も気が付いて手を振ってる
仕方ない…父を家にあげました
父はニコニコしながら部屋を見回していました
影で父の姿を見てはいましたが面と向かって話をするのは久し振り…
お互い緊張しているのか会話に間があり何かよそよそしい感じ
父はかなり痩せていました
前から痩せていましたが更に細くなり小さく感じました
そして 父が
「あの家を出ようと思う…」
と切り出しました
愛人宅を出て行くそうです
「その報告をしに来た」
と…父
そんな事いちいち報告しに来なくたっていいのに…きっと家に来るきっかけが欲しかっただけなのね…
取りあえず2階建てのテラスハウスを見つけたとの事
この日は そんな事を少し話して帰りましたが
一度来てしまうと次からは来やすくなるもの…
この後 父はチョクチョクと家に顔を出す様になっていきました
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます