逃亡 3

そう言えば 次男がまだ極道現役の頃こんな事がありました


地元のパチンコ店に関西のゴト師(磁石やROMなどの道具を使って不正に玉やコインを出す詐欺師)

が数人やって来て出しまくっていた事があり


店長が不審に思い注意をした所

「証拠があるのか!」

と反対におとしまえをつけろと脅かされ

警察が駆け付けましたが


証拠となる物が出ずに逮捕する事も出来ずやはり注意のみで退散してしまったのです


その後ゴト師達はパチンコ店に居座り店長を威嚇したりパチンコを出しまくっていました


この頃はまだゴト師の手口が余り世間に知られてなかったので店側も何かやっているのはわかっても

不正の現場を抑えられなかったみたいです


そして…やっと店から組に連絡があり組の幹部や若い衆…十人程で向い

ゴト師達をあっ!と言う間に店の駐車場に出し

抵抗したゴト師はボコボコに…免許証など身分の判る物を奪い取り


そしてとどめのセリフを一言


「家族ごと埋めるぞ」


はい終了!


相手が素人さんのゴト師ならこれでもう

うちのシマは荒らさなくなります


目には目を…


たまには警察よりも極道が必要な時もあるのです


この件で次男達は警察にばれてパクられましたがゴト師達はもう居なくなっていましたので一日で釈放されました

当時は警察も多少の事なら見て見ぬ振りをしている事もありましたしね


話しがそれてしまいましたが…


そんな訳で少なくなりつつある店の用心棒的仕事をしていた長男はトラブルがあった時はほんとにうれしそうでした


ただ長男の悪い所は

処理をした後 その店でタダ酒をゴチになるのです

カタがついたらすぐに引き上げるのが決まりなのですが

長男はそこに居座り


「俺の お・か・げ」


みたいに 自慢をしていたらしいです

頭に何度か お叱りを受けましたが

どうやら長男は説教を聞く耳は持っていなかったみたいです


だからトラブルがあると超うれしそうだったのね……



父も何度か長男をたしなめましたがやはり聞き入れませんでした


長男はたま~に家にも顔を出しましたが別にこれと言った用もないようで

ペラペラと勝手に話しをして行きます


「俺モテルんだよなぁ」

「女から見るとほっとけないタイプらしいぜ」


などと くだらない話しをしては帰って行きます


家族からしたら

絶対かかわりたくないタイプだけどね!


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