「僕」の気持ちを察していたら「君」はちゃんと訂正してあげられたのにな。それにしても、ショックが強い読後感です。なんだろうこの……なんとも言えない気持ちは!
あるアンバランスを切り取った短編です。 天秤を釣り合わせようとするなら、それぞれの皿に錘を載せないとならないんですが、必ずしもそうならないこともあるわけで。気持ちの変化と帰結が、どうにも切ないです。