第4話 塔の試練へと至る道
二人が塔を目指して歩き続ける中、草原は徐々に不気味な雰囲気を帯び始めていた。
風の音が次第に弱まり、耳を刺すような静寂が広がる。どこかで鳥が一声鳴き、その後は音一つ聞こえなくなった。
「なあ、なんか変じゃないか?」
こうたが立ち止まり、周囲を見回す。アルトも眉をひそめて首を横に振った。
「風の音が止まるなんて……あまり良い兆候じゃないな。」
アルトは周囲を見渡し、腰の剣を握りしめた。
---
こうたは不安を感じながらも歩き出した。だが、頭の中では別のことが引っかかっていた。
(リヴ……この声、ずっと俺を導いてくれてるけど、結局誰なんだ?)
草を踏みしめるたび、ざわざわと揺れる音が耳に届く。遠くに見える塔の影が大きくなるたびに、こうたの中の疑問も膨らんでいく。
「おい、リヴ!」
ついに、こうたは声を上げた。自分でも驚くほどはっきりした口調だった。
アルトが驚いて振り返る。「おい、どうしたんだよ急に?」
だが、こうたはアルトの声を無視し、さらに叫んだ。
「お前、誰なんだよ!何なんだよ!こんなわけの分からない世界に俺を放り込んで……!」
静寂が草原を覆う中、リヴの声がこうたの頭の中に響く。
「君は……選ばれたんだ。」
その言葉に、こうたは拳を握りしめる。
「選ばれた?……何にだよ?」
だが、リヴの答えはない。ただ風だけが冷たく吹き抜ける。
アルトは困惑しながらもこうたに肩を叩いた。
「なあ、落ち着けよ。さっきから一人で誰に話してんだ?」
こうたは気まずそうに視線を逸らし、「いや、なんでもない……行こう」とだけ答えた。
その時、足元で草が不気味に揺れる音がした。
「……今の聞いたか?」
こうたはアルトの方を振り向く。
「確かに……聞いた。」
アルトの声が緊張で少し震えている。
二人が立ち止まると、草むらの奥から低い唸り声が響いてきた。その声は次第に大きくなり、赤い瞳が闇の中で輝き始める。
魔物たちが咆哮を上げ、こうたとアルトを取り囲む。赤い瞳が草むらの闇の中で不気味に輝いていた。
「こうた、何とかしてくれ!」
アルトが剣を構えながら焦るように叫ぶ。こうたはリヴに必死に問いかけた。
「おい、リヴ!どうにかならないのか?もっと強い魔法とかさ!」
リヴの声は相変わらず冷静だった。
「君の心に問いかけてごらん。必要な力が、そこにあるはず。」
「またそれかよ!」
こうたは叫び返しながら、頭を抱えた。
そして、脳裏に浮かんだのは――。
「カツ丼……」
「おい、なんだよそれ!」
アルトが思わず振り向いた。
「とんかつより上なんだよ!卵とじが入った究極の料理、それがカツ丼なんだ!」
こうたは真剣な顔で語る。
「だからそれが何で今なんだよ!敵が目の前にいるんだぞ!」
アルトはツッコミを入れるが、こうたは深呼吸して叫んだ。
「カツ丼!!!」
叫び声と共に、こうたの手から光が放たれた。魔物を倒したと思った瞬間、地面が再び震え始めた。風が逆巻き、不穏な気配が立ち上る。
「おい、何だこれ!また来たのかよ!」
こうたが焦りの声を上げると、アルトが険しい顔で周囲を見渡す。
「いや……待て、さっきの奴らだ。」
「さっきの……復活してるじゃねえか!」
そう、カツ丼の魔法で倒したはずの魔物たちが、さらに巨大化して姿を現した。
「な、何で強くなってんだよ!」
こうたが叫ぶと、リヴの冷静な声が響く。
「カツ丼の魔法には一つの代償があるの……それは、敵を一時的に強化すること。」
「もっと早く言えよぉぉ!」
こうたが頭を抱える中、魔物たちは一斉に唸り声を上げて迫ってきた。
その時だった。風を切る矢が一本、魔物の足元を正確に射抜いた。
「おーい、カツ丼ボーイ!苦戦してるみたいだな!」
不意に現れたのは弓を肩にかけた金髪の青年だった。口元には飄々とした笑みが浮かび、悠然と歩いてくる。
「お前、誰だよ!?」
こうたが叫ぶと、青年は肩をすくめて答えた。
「僕はユリウス。たまたま通りかかった善良な旅人さ。」
「そんなわけあるか!何だよ、そのタイミング良すぎる登場!」
アルトが警戒心をむき出しにしながら剣を握る。
「まあまあ、落ち着けよ。それより、カツ丼って……君の魔法、敵を強くするのか?」
ユリウスが興味津々に尋ねると、こうたはうなだれながら答えた。
「……そうらしい。」
ユリウスは大声で笑い出した。
「それ最高だな!何でそんな魔法使ってんだよ!」
「俺が知りたいわ!」
こうたが反論するも、ユリウスはさらに追い打ちをかけるように言う。
「じゃあ次は親子丼で仲間を増やす魔法とかどうだ?」
「ふざけんな!」
こうたがツッコむ間にも、魔物たちはますます迫ってくる。
ユリウスの妙技
「まあ冗談はさておき、ちょっと手伝ってやるよ。」
ユリウスは弓を構え、次々と魔物の急所を射抜いていく。その正確さと手際の良さに、こうたもアルトも驚きを隠せなかった。
「おい、本当にお前敵の味方じゃねえだろうな?」
アルトが剣を構えながら問い詰める。
「僕が敵だったら、こんなにカツ丼をいじらないだろ?」
ユリウスは飄々と答えると、魔物の最後の一匹を一撃で仕留めた。
◆
戦いが終わり、こうたは呆然と座り込む。
「……やっぱり俺、あの魔法の名前どうにかしたい……」
ユリウスは大笑いしながら近づいてきた。
「でも、カツ丼って名前、案外ぴったりなんじゃないか?敵を強くして、倒す。揚げて、食う……完璧な流れじゃないか。」
「どこがだよ!」
こうたが叫ぶと、アルトが静かに言った。
「いや、俺も少しわかる気がする……」
「お前までか!」
こうたのツッコミに、三人の笑い声が草原に響く。その背後で、消えたはずの魔物の灰が不穏に揺れた――。
◆
魔物たちを全滅させた後、草原には静けさが戻ってきた。だが、その静寂の中で、こうたとアルト、そしてユリウスの間に奇妙な空気が漂っていた。
「お前さ、カツ丼の魔法、なんでそんなややこしい効果なんだよ?」 アルトが笑いをこらえながら尋ねると、こうたは困惑した顔でリヴに問いかけた。
「なあ、リヴ。これって、俺が適当に思いついたから、こんな魔法になったわけ?」
リヴの声が一瞬だけ沈黙した後、答えた。
「君の想いが強すぎたのよ。カツ丼への執着が、魔法に干渉した結果敵を強くすることになったんだと思うわ。」
「想いが強すぎたってなんだよ!好きなだけじゃねえか!」
こうたが声を荒げると、アルトが肩をすくめて口を挟んだ。
「いや、好きってレベルじゃないだろ。お前、カツ丼のために命張ってたぞ?」
ユリウスは大笑いしながら弓を肩にかけた。
「そうそう、さっきなんて、目が完全にカツ丼見てたもんな。」
「うるせえ!」
こうたが真っ赤な顔で反論しようとしたその時、リヴが語りかける。
「実は……この世界のルールに基づいているの。」
「ルール?」
こうたが眉をひそめると、リヴの声がどこか曖昧に続ける。
「君がその意味を理解するのは、まだ少し早いかもしれないわ。でも、その魔法の真の力は……いずれ君を助けることになる。」
◆
こうたが顔をしかめてリヴの言葉を反芻していると、ユリウスが草むらに視線を向けながらつぶやいた。
「この辺、何かいるのかね……」
アルトが眉をひそめた。
「どういう意味だ?お前、さっきからやたら草むらばっか見てるじゃないか。」
ユリウスは軽く笑い、肩をすくめた。
「いや、ただの癖だよ。こういう場所って、だいたい面白いものが隠れてたりするんだ。」
「……面白いものって何だよ。」
こうたが不安そうに尋ねると、ユリウスは意味深な笑みを浮かべた。
「さあな。それを見つけるのも冒険の醍醐味だろ。」
アルトは剣の柄を握りしめながら、周囲を見回す。
「こうた、あんまりこいつの話を真に受けるな。こいつ、どこか胡散臭いぞ。」
「おいおい、言いすぎだろ。僕はただ、旅の途中で助け合いをしているだけさ。」
ユリウスは飄々とした態度を崩さない。
だが、こうたはユリウスの手元が一瞬だけ草むらに落ちている何かを拾うのを見逃さなかった。
「さて、そろそろ本題に入るか。」
ユリウスが手を叩き、二人に向き直る。
「本題?」
こうたが首を傾げると、ユリウスは塔を指さした。
「ここから先に進むには、あの塔を越える必要がある。だが、あの塔には試練があるんだよ。」
「試練ねぇ……」
アルトが剣を握り直しながらぼそりと呟く。
「具体的にはどんな試練なんだ?」
ユリウスは肩をすくめ、楽しげに笑った。
「さあね。俺も詳しくは知らない。ただ一つ言えるのは――」
彼はわざとらしく間を置いてこう続けた。
「どんな人間でも、乗り越えられるようになってるってことさ。」
「ふざけんな!」
こうたが思わず叫ぶ。
「それ、何の説明にもなってねえだろ!」
「まあまあ、落ち着けって。」
ユリウスは飄々とした態度で言葉を続ける。
「お前の得意技が『カツ丼』なら、きっと突破できるさ。」
「おい、それ馬鹿にしてんのか!?」
こうたは怒り心頭で突っ込むが、ユリウスはますます楽しそうに笑った。
「いやいや、本気で言ってるんだよ。だって、敵を一度強化してから倒すなんて、逆にすごい戦術だろ?」
「そういう問題じゃねえ!……くそ、なんでこんな奴と一緒に塔に行かなきゃいけないんだよ……」
こうたがぶつぶつ文句を言いながら歩き出すと、アルトがついに耐えかねたように声を上げた。
「なあ、ユリウス。」
アルトがちらりとユリウスを見た。
「お前さ、なんか怪しいよな。」
ユリウスは立ち止まり、わざとらしくため息をついた。
「おいおい、いきなりそんな目で見るなよ。俺のどこが怪しいって?」
アルトは剣の柄を軽く叩きながら言った。
「タイミング良く現れるし、何より余裕ありすぎるんだよな。」
「そりゃあ、俺が優秀だからだよ。」
ユリウスは肩をすくめ、飄々とした態度を崩さない。
「……もし裏切ったら、俺が真っ先に斬るからな。」
アルトの目は冗談とも本気とも取れない光を宿していた。
◆
三人が塔に向かう道を進む中、再び草むらが揺れる音が響いた。
「またかよ……」
こうたは肩をすくめながら草むらを見つめたが、心の中に不安が募る。
(この音、さっきから何回目だ?ただの草が揺れてるだけなら、こんなに不気味な感じはしないはずだよな……)
「どうした?怖いのか?」
ユリウスがからかうように声をかけてきた。
「怖くねえよ!……ただ、ちょっと気味悪いだけだ。」
こうたが答えると、アルトが小さくため息をついた。
「俺も同感だ。ここまで不穏な感じが続くなんて、普通じゃない。」
アルトの手が剣の柄を握りしめる。
その時、突然ユリウスが足を止めた。
「おっと、これは――」
ユリウスの視線の先、草むらの奥で何かが青白く光った。
それは風で揺れる草の隙間から漏れていて、まるでこちらを誘うかのようだった。
「な、なんだよあれ……?」
こうたが一歩引きながら呟くと、アルトが剣を抜いて低く構えた。
「近づくのは危険だ。明らかに普通じゃない。」
アルトの声は慎重さを帯びている。
「いやいや、そう言われると余計気になるだろ!」
こうたが不安と好奇心の入り混じった顔で言うと、ユリウスが肩をすくめた。
「まあまあ。こういうのは慎重すぎても面白くない。まずは俺が様子を見に行ってやるよ。」
ユリウスは飄々とした態度で弓を背負い、ゆっくりと草むらへ足を踏み入れた。
「おい、何かあったらすぐ戻れよ!」
アルトが警戒しながら後ろから声をかける。
「心配すんなって。俺はこう見えて、けっこう丈夫だから。」
そう言うと、ユリウスは草むらの中に消えた。
ユリウスが草むらに入った途端、辺りはさらに静まり返った。草を踏む音さえも聞こえなくなり、こうたとアルトは息を呑んでその場に立ち尽くす。
「なあ……本当に大丈夫かな、あいつ?」
こうたが不安そうに言うと、アルトは剣を握り直して頷いた。
「わからん。ただ、あの余裕っぷりを見る限り、何かしらの自信があるんだろう。」
「いや、逆に怪しくねえか?ほんとにお前、あいつのこと信じてんの?」
こうたの言葉に、アルトは少し考え込むように目を細めた。
「信じるも何も……まだ判断がつかない。」
アルトが口を開きかけたその時、草むらの奥から急に声が響いた。
「うわっ!おい、助け――」
その言葉を聞いた瞬間、こうたとアルトは同時に駆け出した。
◆
草むらをかき分けて二人がたどり着いた先には、意外な光景が広がっていた。ユリウスが地面に尻もちをつき、目の前には――巨大なカエルが鎮座していた。
「……カエル?それもデカすぎないか……?」
こうたが呆然としながら呟く。
カエルは青白く輝く皮膚を持ち、異様なほど大きな瞳でユリウスをじっと見つめている。その瞳には、人間のような知性が宿っているように見えた。
「おい!お前ら、何やってんだ!さっさと助けに来い!」
ユリウスが叫ぶが、その声もどこか滑稽だ。
「お前、何してんだよ!そんなヤツ相手に尻もちつくとか、格好つける余裕どこいったんだよ!」
こうたが叫びながら駆け寄ると、カエルが突然大きな声で「グゥゥオオオ!」と鳴き声を上げた。
その瞬間、地面が揺れ、青白い光が周囲を包み込む。
「まずい、こいつはただのカエルじゃない!」
アルトが剣を構えながら叫んだ。
「だから言っただろ!ただのカエルなんているわけないんだって!」
こうたは頭を抱えた。
カエルの周囲に青白いオーラが集まり始める。そのオーラは風を巻き起こし、三人を取り囲むように広がった。
「こいつ、魔物なのか?」
こうたがリヴに問いかける。
「ええ、ただの魔物じゃないわ。……少し気をつけて。」
リヴの声には珍しく警戒が混じっている。
「気をつけろって、何をすりゃいいんだよ!」
こうたが叫ぶ中、カエルが巨大な舌を振り回してきた。
「おい、カツ丼ボーイ!魔法でなんとかしろ!」
ユリウスが弓を構えながら叫ぶ。
「ふざけんな!さっきのカツ丼で敵を強くしちゃったんだぞ!次は何が起こるか分かんねえよ!」
こうたが叫ぶが、カエルは攻撃をやめる気配がない。
「まあ、やってみるしかないだろ!何か力になれよ!」
アルトが剣で舌を弾きながら怒鳴る。
「くそっ……リヴ!何かヒントをくれよ!」
こうたが必死に問いかける中、リヴが静かに答えた。
「カエルの瞳を見て。そこに、この魔物を封じる方法がある。」
リヴが重々しく告げた。
「このカエルの瞳には、影の世界の鍵が刻まれているわ。それを封じるには、瞳に映る二つの紋章を重ね合わせる必要がある。」
「紋章?」
こうたは混乱しながらもカエルの瞳をじっと見た。その中に映る奇妙な模様――光と影が交差するような形――が浮かび上がっていた。
◆
「光と影を重ね合わせるって、どうやるんだよ!」
こうたが焦ると、ユリウスがからかうように言った。
「お前のカツ丼魔法でできるんじゃないか?」
「無理に決まってるだろ!あれ、ただの自己強化だぞ!」
こうたが声を荒げると、アルトが静かに言った。
「でも、さっきの魔物にカツ丼の魔法をかけた時、最後に光が出たよな。もしかしたら、それが影に反応するかもしれない。」
「おいおい、勝手な解釈するなよ!」 こうたが文句を言うが、ユリウスは飄々とした態度を崩さない。
「まあ、一回やってみる価値はあるんじゃないか?万が一成功したら、伝説のカツ丼使いとして名を残せるぞ。」
「いらねえよ、そんな称号!」
こうたが叫びながらも、カエルの瞳を見つめた。
こうたは深呼吸し、手のひらをカエルに向けた。
「……とんかつ!いや、カツ丼!!!」
叫び声と共に、こうたの手から眩しい光が放たれる。それはカエルの瞳の中にある影と光を重ね合わせ、紋章を完成させた。
「やったか……?」
アルトが緊張の中で呟いた瞬間、カエルの瞳がぱっと閉じ、その体が小さな石のように固まっていった。
「封印……成功したのか?」
ユリウスが目を細めながら言うと、リヴの声が答えた。
「……待てよ、なんで俺のカツ丼で封印なんてできるんだ?」
こうたが困惑した顔で問いかけると、リヴの声が静かに響いた。
「カツ丼には『調和』があるわ。とんかつ、卵、ご飯――すべてが一つになって初めて完成する料理。その象徴的な力が、光と影を繋ぐ鍵になったの。」
「……いやいや、意味わかんねえだろ!なんで食い物がこんな大事な役割になってんだよ!」 こうたが頭を抱えると、ユリウスがニヤリと笑った。
「お前の人生が、それだけカツ丼に支配されてるってことだろ。良かったな、カツ丼の申し子!」
「ふざけんな!俺はただ普通に食いたいだけなんだよ!」
「一時的なものよ。でも、君たちにはまだ別の試練が待ち受けている。」
リヴの声が冷たく響く。
「この石はカエルなのか?」
こうたが誰ともなく聞く。
「この石には、この世界の“鍵”が宿っているわ。いつか、君たちに重要な役割を果たすはずよ。」
こうたにだけ聞こえるリヴの声が応えた。
その言葉と共に、草むらの奥から再び不気味な風が吹き抜けた。その風はただ冷たいだけでなく、まるで次なる試練を告げるかのようだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます