第44話 サロン
場所はどこかの高級感漂う喫茶店。
白が基調で花やら高価そうな置物やらセンスよく飾られている場所で促されるまま座っている。
で、楚々と白髪染めをしていた。初体験だったので、指導係のお兄さんがついていた。櫛をこっちにこの角度で〜とか髪をやさしくうんぬんとか説明されるが、これまた難しくて悪戦苦闘。
なんとか終わったけれど、最後に、このお兄さんがじっと顔を覗き込んできてワタシの髪を指ですくと良い声でささやいた。
「…お綺麗です」
はあ。
乙女回路が搭載されていない自分は目が点になった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます