第5話 開幕

夜。グサナギは残された時間を有効活用・・・できなかった。

「がーがー」

いびきっぽくないいびき。表現力雑スギィ!

大会開始当日の朝。起きたグサナギは慌てて修業を開始する。この調子で勝てるのだろうか・・・

「はあ・・・疲れた・・・開始まであと4時間か。新技も出来たし、飯でも食うか!」

どうやら新技が完成したようだ。大会が楽しみですねえ。


残り30分。参加者は全員控え室で準備をしている。楽しみだ!

「ついに来た・・・大会の幕開けだ!」

「では、この大会のルールを説明します。」

某戦闘アニメと同じようなルールらしい。相手を武舞台から落とすと勝ち。殺すと失格だ。

「では。 試合開始です!」

ゴングが鳴った途端、全員一斉に突撃してきた。戦いの幕開けだ!


戦いが始まった。参加者達は攻撃を仕掛ける。初参加の俺達は驚きを隠せずにいる。

「すっげー!」

「参加して正解かもな!じゃあ、もし戦うことがあったら、本気で頼むな!」

エナシェは人混みの中に混じって行く。この50人の戦い、勝ち残れるかな?

「おうおう兄ちゃん、初参加か?だったら、油断したり、攻撃の手は休めない方がいいぜ!」

「なっ!?落ち!?」

巨体のタイトンが不意打ちを喰らわせる。確かにこのバトルロワイヤルでは油断は禁物だ。開始早々武舞台の端で落ちかける俺にタイトンが超スピードで迫ってくる。

「まずい!こうなったらヤケだ!うおっらああ!」

足をバタつかせ、なんとか立つことが出来た。からの回避!これにはさすがに反応できるわけもなく・・・

「のわあああ!」

タイトンは落ちていった。


残り49人

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