もう、あれから5年経ったと思うと、月日が経つのは早いと実感いたします。
あれから、生活は元に戻ったとおっしゃる方もいますが、
あれ以来、確実に我々は生き方が変わりました。
具体的に……今日偶然、昔の映画を見たんです。
あるシーンでものすごい違和感を感じて、何度も巻き戻して……ようやく違和感の正体に気がつきました。
男が、人前で堂々と咳をしている。それに対して、目の前にいる男は特に気にするでもない。
これだ。
咳に対する印象が全く変わってしまったんだ。
そんなことを思い出しながら、この物語を読んでおりました。
主人公の一家離散の原因は、言うまでもなくコロナでございました。
父親が感染、幸い軽症のようで、家族たちにも感染はしてはいなかった。
なのに、恐ろしいのはウイルスではなく、ウイルスを怖がる人間の方だった……。
結果、主人公は一度全てを失いました。
良くも悪くも、我々はものすごい時代を生きているのだと思います。
コロナも戦争も、後世に語る責任があるのだと思います。
忘れてはならない。後世への教科書として残しておきたいです。