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祖父の暗室

祖父の暗室

いときね そろ(旧:まつか松果)

おすすめレビュー

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★★★
★22
9人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 桜井今日子
    360件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    アナログで焼き付ける三代の想い

    祖父、父、そして主人公の三代の家族の思いを綴った物語です。

    祖父の死をきっかけに主人公は祖父との想い出、祖父の暗室へと想いを馳せます。

    祖父の想い
    父の想い
    主人公の想い

    それらを心情深く「焼きつけた」物語。

    フィルムを焼き付ける暗室での作業

    デジカメからデータを転送してプリントアウトするそれとは味わいの違う写真に仕上がるでしょう。たとえ同じ被写体を撮ったとしても。

    本作も同じです。
    短いけれども丁寧に綴られた物語。
    味わい深い家族の物語です。

    • 2018年8月26日 13:51
  • 本庄 照
    191件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    これぞ現代ドラマ

    現代ドラマ、というジャンルがありますでしょう。
    まさに現代ドラマ、という作品でした。

    祖父と父、そして自分。
    三者三様の気持ちが絡み合い、溶け合い、そしてほぐれていく。
    祖父のお葬式で、色んな気持ちになって、いろいろな発見をして。

    細かい心理描写が最高ですよね。
    ああ、なんと素敵な作品。

    • 2018年8月18日 13:03