設定にせよ文章表現にせよ、ぱっと見はキワモノの印象ですが、中身は意外なほどスタンダード。ショッキングなシーンもありましたが、キャラクターがみな愛らしく、最後まで楽しく読めました。タムリは格好いい。
音に関する活動は「北見悠平」名義。 休眠と活性化を繰り返す火山のようなアカウントと化しています。(2021/3)
戦時中のベトナムから、獣が住まう異世界――動物達の国アトラムに来てしまった、ニンゲンの話。あらすじはシンプルなのですが、読み進めると、この物語が圧倒的なパワーを持っていることに気づかされます。…続きを読む
動物達の国のお話。と言っても、明るく楽しい訳じゃない。動物が国を治め、商売をし、家庭を作り生活する世界が、現実味を持って描かれる世界そこに現れた無力で無関係な人間が、とても人間らしく、動きます…続きを読む
少なくとも僕はこんな小説を読んだ事がありませんでした。いつものものとは違う何かを求めてる方にオススメしたい小説です。面食らって、いつのまにか毒されてる。そんな小説。
主人公の心理描写、また異世界の描写が丁寧で、おいてけぼり感なく読み進めて行くことが出来ました。ところどころ、クスッとしてしまうような表現もあって、著者のユーモアな視点も伺えて、楽しく読めました。…続きを読む
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