兎にも角にも吹っ飛んだ、“普通じゃない”社員達。
　魅力的なキャラクターが一癖も二癖もぶっ飛んでいる、と言ってしまいたくなるような個性と個性の輝くとんでも人間で、もう圧倒されます。といっても個性で埋没するのでは無く、個々の違いが個々を輝かせますし、なにより格好いい！
　読んでいてぐいぐい引き込まれるアクションシーン。もう、カメラワークが凄いです。感動します、映像がそこにある。

　セルフレーティングにあるように残酷描写や性的描写もガツンとくる強烈さですが、それでこちらの心を折るというよりはそれをエンターテイメントの中で勢いよく描写している、筆力と勢いの素晴らしい作品となっています。全てが作品の面白さを強くする、一本芯の貫通した作品です。

　兎に角素晴らしいアクションを楽しみたい方に、キャラクターのコミカルな会話を楽しみたい方に。お薦めです！