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夜鳴川

夜鳴川

なぎさ

おすすめレビュー

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★★★
★3
1人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 夢見里 龍
    587件の
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    ★★★ Excellent!!!

    美しき《余韻》の残る……

    風光明媚な四季の風景が目蓋に浮かぶ 繊細な文章にまずは惹かれ、そこから鬼と巫女の、決して境界を踏まずに真心を通わせる様に魅了されて、あっという間に読み終えておりました。

    ふたりのあいだには、常に川がある。
    それは、闇の者と光の者を分かつ境界であり、人間と人外の溝でもあります。ふたりは唯の一度も触れあうことさえなく、静かに、されど確かに想いを通わせます。
    最後は悲しくもありますが、ふたりの想いの《すべて》ではなくとも、ひとかたなりと報われたようで、ほおと感嘆をこぼさずにはいられませんでした。

    読了後にもしばらくは余韻が残る、ほんとうに素晴らしい物語です。
    現在投稿されているのはこの小説だけですが、是非とも他の話も読んでみたいと思いました。

    • 2017年12月12日 19:25