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雲路をたどりて

雲路をたどりて

かみたか さち

おすすめレビュー

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★★★
★21
9人が評価しました
本文あり
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本文ありのおすすめレビュー

  • 御剣ひかる
    1104件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    大志抱く男もまた、一人の人間

     彼には大志があった。自らが国を治め、良き世を築くことを望み、先王を排し自らを望帝と名乗る。
     小国に稲作を広め、水害に苦しむ国民を励まし、なんとか河を制する方法をとさぐる。
     そこへ流れ着いたのは異国の若者。彼とともに治水に励み、国をもっと豊かにする。望帝はその名の通り、望みをもたらす帝となるはずであった。


     この物語は、帝としての男の大志と、そばに頼れる者がいない彼の寂しさ、葛藤が描かれています。
     そして最後は……。
     途中から、結末の方向性は予測できましたが、やはり心に重くくるものがあります。

     さまざまな作品で王や帝が登場しますが、彼らもまた一人の人間であって、さまざまな悩みを抱えているのだろうな、と改めて気づかせてくれる作品です。

    • 2018年1月5日 05:31