第38回 名古屋近郊の鉄道を考える。JR東海編。
今回は少し長編になります。
何故なら名古屋地区の鉄道について掲載するからです。
名古屋地区の鉄道はJRと名鉄、近鉄、そして第三セクターを基軸として成り立っています。
しかし、名古屋地区のJR環状路線は非常に貧弱な構図をしており、利便性向上に役立っていません。
今回は、名古屋地区のJRについて説明して行きます。
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名古屋地区のJRは名古屋駅・金山駅を基軸として成り立っています。
特に中央本線・東海道本線はこの2駅を経由する上、名鉄や市営地下鉄でも同じ構図です。
しかし、名古屋地区の環状線は第三セクター鉄道が多く、JRとの利便性を無視して作られています。
この第三セクター鉄道は運賃面を除いても原則、JR東海が運営・管理していくべきだと思います。
何故なら、車両の管理や直通協定などの問題を解決するだけでなく、それらの路線を上手く利用する事で名古屋地区の環状線や利便性向上、他社との競合を形成する事が可能だからです。
なので、JR東海が管理できる路線は、JR東海が管理するのが望ましいと言えます。
勿論、樽見鉄道や長良川鉄道みたいに明らかな盲腸線第三セクターは現状のままで良いですが、
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愛知環状鉄道は名古屋都市部を避ける環状線の1つでトヨタ自動車で有名な豊田市や名鉄瀬戸線で有名な瀬戸市を経由する路線です。
この線画JRが管理すれば運賃面以外でも以下の様な利点があります。
1.複線化工事の容易化
2.運賃値下げ。
3.名古屋駅直通が容易になる。
4.車両管理がしやすくなる他、名鉄との競合を強化。
等が上げられます。
これ運賃値下げなら共通運賃でも問題ないですが、車両管理や直通本数増加や工期を早く進めるにはJRに統合した方が便利だと思います。
JRに統合される事で新豊田駅~名古屋駅の直通列車が増える他、瀬戸市駅~大曽根駅での競合路線の強化で名鉄の設備投資も強化する事が出来る利点があるのでこれは検討に値すると思います。
又、愛環自体は黒字なので借金返済が進めばJR東海と統合しても問題ないと思います。
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これは環状線ではないが、伊勢鉄道は名古屋から松阪・伊勢方面を早く結ぶ路線になる為やはり運賃面以外でもJR東海が運営した方が便利になると思います。
というのは運賃面以外でも中瀬古駅~津駅が単線で、全線が非電化である事、これが原因で近鉄名古屋線が殿様商売している事が主な要因です。
近鉄は他の関西私鉄より問題が起きやすいのは競合路線が弱い事が上げられます。
鉄道は競合路線がないと鉄道会社が殿様商売を行う他、設備などの手抜きを平気で行ってくることから鉄道設備関連の問題が発生しやすくなります。
事実、JR東日本は競合路線がない事で殿様商売し、特に高崎線で遅延が起きているのは偶然ではなく、競合路線がないから手抜きする行為といえます。
国鉄民営化は間違っていてもなら、国鉄分社化で十分なのは別の話にして、伊勢鉄道は『南紀』や『かすが』などの優等列車が入る事、運賃面や時間面でもJR東海路線になる事で、速達性や利便性が強化され、関西本線も名古屋駅~四日市駅までは複線化され、そこから伊勢線が中心となって松阪駅まで複線電化、松阪駅~多気駅と参宮線全線は電化され、必然的に利便性が向上した可能性が高いです。
伊勢鉄道自体は辛うじて黒字だが、やはり伊勢線はJR東海が運営する代わりに津駅~亀山駅は第三セクターでも問題ないと思います。
そうする事で、利用者重視になる他、JR側も運賃以外の利点が大きいからだとされます。
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城北線は、勝川駅~枇杷島駅を結ぶ路線があまりに換算しているうえ、利便性が良いとはいえません。
ここは国が特例法を使って検札負債をチャラにしてJR東海に統合する方が望ましいです。
統合後、勝川駅は中央本線の直通や城北線電化及び名鉄等の乗換機能強化、関西本線直通強化は。必然的に必要です。
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前回も出ましたが、養老鉄道の問題点はそれを参照にしつつ、JRと同じ狭軌である事、保安装置取り換えの方が安上がりなのでJR東海の路線として運営した方が良いです。
そうする事で三重から高山本線の直通なども増やす事が可能になり得ます。
又、保安装置を変えれば313系導入だけで済みます。
故に養老鉄道はJR東海の路線の方が実利に沿うのです。
いかがでしたか?
これらの路線は実はJR東海が管理する事で利便性や拠点性の向上につなげられる路線ばかりです。
つまり、JR東海が管轄すれば利用者が増えていた路線といえます。
今回はJR東海の路線について説明してきましたが、次回は名鉄について説明します。
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