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夕日の丘の音楽堂への応援コメント
『示現する者』。奏者にそのようなイメージを持ちました。ただ、奏者の背景がほとんど見えないため、彼の意味が読者に分かりにくいかなあと。彼の負った罪や小屋を訪れるものに唱和を聴かせる意味。そこが少女の孤独や死生観ときちんと対比できた方が、選択の結果にもっと重みを出せたように思います。
表現は、とても詩的で美しいです。一文の長さがすっと読み切れる長さなので、読みやすさという点においてもよく作り込まれていると思いました。
いくつか気になった点を。
姉弟が親族に引き取られたあと、養親を『父母』と表現していることに違和感が。また残された姉が今後にわたって未来の望めない状況であることを、姉のセリフではなく地の文としてきっちり書き込んでおいた方がいいかなと思いました。その記述があっさりすぎて、姉の最後の選択がどうしても軽く感じてしまいます。
あ、そうそう。最後のパラグラフ。それからが二回とそれ、が文頭に連なっているので、代名詞を使わない表現を工夫した方が。わたしもよくやらかすので、自戒も込めて。(^^;;
作者からの返信
ふおおおお、丁寧なコメントありがとうございます!ご指摘の点はぜひ今後に活かしていきたいと思います!
夕日の丘の音楽堂への応援コメント
遅ればせながら、自主企画「映像化できるものならしてみろ!アンチメディアミックス祭!」に参加いただきありがとうございます。
平易ながらも美しく、読みやすい文章でした。音が直接伝えられないメディアであればこその豊かさを感じました。逆に、音が表現できる媒体で同じことをやったら、少しくどいことになるかもしれません。