情景描写 空

孤独の浮雲に

波の端が跳ね返る

かすりぶつかる姿は

交差せずに己が征くのみ


世を分け隔つ大海よ

白いさざなみ

蠢く残波とうねり

遠くの際が霞む程の

青 蒼 碧


太陽が照らし跳ねるその青は

焔に揺れる黄金の如し

まさしく日出ずる国である

煌めく眩い世界が

日ノ本であると指し示す


ああ海よ

その限りを示さぬ空虚よ

上とも下とも分からぬ

偉大なる紺碧よ


ああ地球よ

私は生だ

この星もまた漆黒の中

孤独な清だ


この目はいみじくも映した

神が創り給うた

天沼矛の欠片

太古の幻影


絢爛に映す神獣鏡の如く

私の水晶体を通り抜けた光は

電気となり脳を巡り

高天原へと誘った

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