ホットミルクを傍において、ゆっくり読みたい。作者とともに、北の国に一緒にいるような感覚が味わえます。
著者の比恋乃さんは北海道在住。北海道の自然の雄大さ、そして度々おとずれる厳しさが、日常生活を通じて伝わってきます。読みやすい一話800字。オススメのエッセイです。
おだやかさの中にひやりとした冷たさを感じるお話です。そのうつくしさはひどく格別で、気がついたら病みつきになっているのでした。
懐かしきふるさと、北海道。もうしばらくは帰れそうにないこともあり、殊更染み入ります。作者様の紡ぐ風景は美しく、何気ない料理に腹が鳴る。時間を、空気を、経験までも共有出来そうな素晴らしいエッセイで…続きを読む
あるいは、カフェにぼんやりと座りながら、正面で誰か親しい日々のことを話してくれているのを、心地よく聞いているような。 話してくれるのは日常のことで、そこには日記をそっと覗くような背徳的などきど…続きを読む
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