圧倒的に卓越した主人公の人間性が魅力的です。

一話もかなり魅力的ですが、個人的に二話が一番面白いです。序盤から中盤にかけてはソウジ達とフェイルー達、そして謎の組織の三つ巴のミステリー要素の強いものでしたが、終盤からの事件の真相やイレイザーとの戦闘のようなもので一気に駆け抜けて行きました。とても綺麗にまとまっていたと思います。特にイレイザーの能力に炎のような安易なものではなく、プラズマといった少し捻ったものにする事によって、ソウジとの戦闘に華が生まれてとてもはハラハラドキドキする読み応えのあるものに仕上がっていました。イレイザーの死に際の描写も情報が少ない状態で出ていた分を補っており、イレイザーとゆうキャラを引き立てる要因でした。ルーウェイとガランドの戦いもガランドの異常な強さを描写しながら、ルーウェイとゆうイレイザーと並ぶ実力者の格も落としていませんでした。正直引き立て役感も否めませんが、ガランドとゆう最強キャラを登場させるタイミングとしてはかなり良いと思いました。最後のシーンも良いものでした。あれだけ信頼していたソウジに大事な人を殺され、自分は大量虐殺している殺人鬼ですと明かしてもまだ、一緒にいたいと思うのは今まで過ごしてきた分を忘れきれず、ソウジに対してもそうゆう気持ちを抱いているとゆう暗示だと思いました。ソウジの方はそんな過ごした日々も願いを叶えるためだけに過ごした時間でしかなく、別にどうでもよいとゆう感じが伝わってくるのが気持ちのすれ違いが起きていてとても感慨深いものだと感じました。
とても面白い作品を読ませていただきました。

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