完結おめでとう御座います。そして長い旅路を本当にありがとう御座いました。
プロ五人のはずが、異世界に降り立ったのはポンコツAIのマキナと素人のソーヤだけ。この心許ない始まりから、試行錯誤しながら一歩ずつ地に足をつけていく過程がとにかく面白いです。
口語に流されないしっかりとした文章で、ダンジョンの重さも、食事のささやかな喜びも、仲間との絆も丁寧に描かれていきます。派手な無双ではなく、失敗と工夫を積み重ねて強くなっていくからこそ、一つ一つの勝利が胸に響きました。
二百万字を超える大長編ですが、読み始めると止まらず、気づけば彼らと一緒に潜っている感覚に。そして最後のページを閉じたとき、物語が終わってしまった寂しさで、しばらくロスになってしまいました。それほど深く愛せた作品です。
王道の骨太ファンタジーを求める方に、心からおすすめします。