6才のボクが、大人になるまで。
6才のボクが、大人になるまで。(2014)1
d.t.リチャード・リンクライター
c.ドラマ/成長物語 米
第64回ベルリン国際映画祭 監督賞
ゴールデングローブ賞 作品賞(ドラマ部門)
少年メイソンの6才〜18才までの成長を描いた物語。
この作品は12年以上かけて撮影されていて、全ての役を一貫して同じ役者が演じている。作品の中で俳優の肉体が実際に成長/老いていく様子は感慨深い。俳優と役が共に歳をとるという試みは世界初らしい。
時の流れを感じさせる小道具も充実していて、作中に登場するゲームがXboxからWiiになったり、6才のときにハリポタの1作目を読み聞かせられていたのが 大きくなってから謎のプリンスの試写会に赴いたり、車のロゴマークが経年劣化で剥がれていたりする。
作中ではナチュラルに1.2年時が過ぎたりするけど、家族の誰かしらの髪型や小物が変化するので、時間経過に置き去りにされることはなかった。こういう論じない説明が親切でわかりやすい。
キャストもスタッフもずっと一緒、一年に一度集まる期間を設けて撮影、月並みな感想だけど、これ頓挫しなかったのが凄いなと思った。
以下、ほんの少しだけネタバレあり。
複雑な家庭で再婚を繰り返す母親。多感な少年期に環境がコロコロ変わるメイソン。
出会いと別れを繰り返して、転校、進学、恋愛、失恋、いろいろな経験を積み重ねていく。
印象的だったのが、メイソンが大学進学して旅立つ日の朝、母親が突然泣き出すシーン。
子育てを終えた今、自分に残された最後のイベントは自分の葬式だけだと嘆く。人生はもっと長いと思っていた、と。
役者にとっても等身大の12年が濃縮された今作品だからこそ、ズシリとくる台詞だった。
今を生きてる私達は終わりに向かっている。
私も生まれて20数年になるけど、20数年なんて一瞬で過ぎ去るな、と思う。一瞬一瞬頑張って生きてるんだけどね。もっと頑張ります。
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