毎日使うお茶碗が見た家庭の姿。二つの茶碗の会話が可愛らしくて和みます。時代背景が戦前戦後なのでグッとくるシーンもあります。二つの茶碗の行く末が少し気になりますね。
抑揚のない平らな話が好きですが、どんでん返しやトンデモ設定の話も面白いと思う人種。 蜘蛛の巣を徘徊した果てに妄想した散文が多いですが、お付き合い頂けましたら幸…
結婚によって結ばれた男女がそれぞれ持ってきた茶碗。その茶碗が持ち主の生活を通して見たこと感じたことを、茶碗同士の会話としてサラリと語ってくれます。私は歴史モノが苦手で、いや、苦手というよりむしろ…続きを読む
夫婦になる二人が持ち寄った二つのお茶碗。息を吹き込まれたように、二人(二つ)の交わす会話から、この時代の情勢が伝わってくる。平和な時も、危険な時も、いつも見守っていたんだね。外に行けるのは…続きを読む
持ち主同士の結婚によって出会った、2つの茶碗。いや、「2つの」と言ってしまっては失礼だろうか。茶碗たちは、人には聞こえない声で会話を交わし、昭和一桁から戦時中の東京の様子を目撃する。ハイ…続きを読む
戦前から終戦までの時代を生きた家庭の様子を茶碗視線で語る面白い作品でした。 当時の社会への知識が作品内の至るところにちりばめられ、作品世界のリアリティに惹かれます。 「チンチロリンとガーシャガ…続きを読む
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