首位攻防戦

エンペラーズは初戦を高峰、二戦目はローテーション谷間の齊藤、三戦目を廣澤でガンズを3タテにし、2位をキープ。

ラスト3イニングの希崎、グリフィズ、土方の勝利の方程式が0に抑える活躍を見せる。


一方、首位のヤンキースも3位のボンバーズ相手にスイープ(三連勝)した。



新加入のヘンダーソンはこの三戦で12打数8安打、4四球、6盗塁という凄まじい活躍を見せる。


ボンバーズから移籍した八幡も古巣、祇園球場でブーイングを浴びながらも2ホーマー、6打点と活躍。


八幡とヘンダーソンの加入は打線を強化した他に、守備や投手陣の防御率もレベルアップさせた。


センターを守るヘンダーソンは俊足を生かし守備範囲を広げ、八幡はマスクを被り、巧みなリードで失点を最小限に防いだ。


ヤンキースは長所であった打線を強化したと同時に、短所だった投手力のアップにも成功した。



エンペラーズはその後、東京へ移動し、ゴールデンズと対戦。


ヤンキースは高知県に移動し、ハードパンチャーズと対戦した。



エンペラーズは2勝1敗で勝ち越し、ヤンキースはハードパンチャーズ相手に三連勝した。


ヤンキースはこれで六連勝、2位エンペラーズとのゲーム差は1.5となる。


勢いに乗るヤンキースの次の対戦チームは静岡に移り、エンペラーズとの首位攻防戦に挑む。


この直接対決が優勝の行方を決めるのだろうか。


エンペラーズ先発は満を持して榊がマウンドに立つ。


そして首位決戦が始まった。


先頭バッターは驚異の俊足ヘンダーソン。


榊の第一球はインコース胸元を突くストレート。


「ボール!」


ヘンダーソンが思わずのけ反る。

続く二球目は90㎞に満たないスローカーブ。


「ストライク!」


ヘンダーソンは緩急についてこれないみたいだ。


そして三球目はアウトコースへ外れるスライダー。


ヘンダーソンはセーフティバントの構えをしたが、榊はそれを察知してわざとボールになるスライダーを投げた。


榊の目論み通り、バントをした打球は、三塁線を越えファールとなる。


ツーストライクをとられ、バントが出来なくなったヘンダーソン。


四球目は低めからボール球になるサークルチェンジを投げ、ヘンダーソンは空振り。


「ストライクアウト!」


まずはヘンダーソンを三振に斬ってとる。


続く2番バッターをセカンドゴロに打ち取り、3番陳を迎えた。


初球内角を攻めるストレートでストライクをとり、スローカーブでタイミングを外した。


三球目はインハイの釣り球で空振り三振。


三球三振という素晴らしいピッチングで一回の表が終了した。



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