裸婦❗️というタイトルに食いつき、助平心で読み始めたのですが、途中から居住まい正して夢中で読んでいました。
中年の子供もいる普通の主婦に、画家がモデルを懇願します。当然のように断る主婦ですが、やがて…。
想像される通り、エロスと芸術の間を揺れ動く葛藤があります。なぜ画家は彼女に惹かれるのか。果たして彼女を抱きたいのか。彼女も抱かれたいのか。
彼女の夫、さらには中学生の息子までが関わってきて、どうなるかと思いつつ、意外な展開に。
そして画家の秘密。奥が深い。全くエロを感じさせないわけではない。真面目だけど、エロスもたっぷりあります。
長い作品ですが、私は1週間くらい前のめりで読みました。読み応えと満足感をしっかり味わえる一作です。
まだ書きたいことはありますが、皆さんが実際に読んで確かめてください。
ある日、街でとても気になる女を見かけた画家の男。
普段はありきたりな主婦として生活していた彼女なのに、その日は非日常的な何かを放っていた。
芸術としての裸婦画を描くということはどういうことなのか。男と女が裸で向き合うとき、動物としての感情や、人としての恋心、愛情、嫉妬、様々な感情が、女に秘められた本当の美を求める男の前に立ちはだかっていく。
女性の美とは何なのか、その奥行きの深さと、それに惹かれ追い求めれば求めるほどに惑わされていく人間の業の深さと、そういった難しい問題を実に生々しく描ききった、魅惑的なのになんとも清々しい作品です。
あなたもこの作品を通して、芸術とエロスの魅惑を感じてみませんか。